次世代ITを支える日本の「研究室」――すごそう、でもいまいち分からない?

IT戦略を考えるビジネスイノベーターにとって、日々ビジネストレンドを追うばかりではなく、将来の産業を左右する技術開発のトレンドも知っておくことは重要なこと。そこで本特集では、独自の視点から国内有数の研究組織、企業の研究部門に突撃取材。その「すごそうだけど、いまいちよく分からない」ホットでクールな研究テーマをキャッチアップし、未来の技術がもたらすであろう情報技術への関連性を解き明かす。

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夢のモバイルWiMAX端末登場を阻む壁

期待されつつ、その実現の道筋が見えにくいWiMAX。だがここにきて、具体化への取り組みが海外を中心に活発になってきた。次世代携帯端末での標準化もとなえられる中、モバイルWiMAXには大きな弱点が存在していた。 (2007/5/2)


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ダイヤモンドがLEDに? シリコンを超える未知のチカラ

高品質な人工ダイヤモンドでLEDを作り、高効率の紫外線発光を成功させた産総研の研究は、シリコンなどでは無理とされたこれまでの常識を打ち破るものとして、各方面から熱い視線が向けられている。 (2006/12/27)


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世界が認めた次世代光通信の本命、量子ドットレーザ

「量子ドットレーザ」という聞き慣れない技術が、これからの光通信を大きく変えていくインパクトを持つという。従来の半導体レーザを凌駕するほどの特性を持つ画期的なレーザとして、世界からも注目が集まっている。 (2006/12/26)


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進化するケータイ ICタグから顧客の要求を推定する技術

店舗での客の行動を把握できれば、利益が飛躍的に高まる可能性がある。NTTドコモの「行動推定プログラム」を利用した情報配信システムでは、RFIDを活用して客の位置を把握し、次の行動を予測することもできるという。 (2006/12/22)


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身近な楽曲に情報を埋め込む音のQRコード――音響OFDM

NTTドコモが開発した音響OFDMは、例えば携帯電話をスピーカーにかざすだけで簡単にサイトへアクセスできるなど、身近な音楽を媒体に情報通信する技術だ。携帯電話では赤外線通信やQRコードなどが主流になる中で、音響OFDMを開発した狙いはどこにあるのか。 (2006/12/21)


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“神業”の実現目指す量子コンピュータ研究の今

RSA暗号を無効化するほどの高速処理ができる「量子コンピュータ」は、なぜそれほど高速なのか? 理化学研究所が研究を進める量子コンピュータの速度の理由と、その難しさ、実現性をレポートする。 (2006/12/19)


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何千年分の処理を数時間で――夢の超高速量子コンピュータの世界

理化学研究所では、現在のコンピュータとは比較にならないほどの高速処理を実現する「量子コンピュータ」の研究を進めている。RSA暗号を無効化してしまうといわれる超高速コンピュータには、量子力学的原理が活用されている。 (2006/12/15)


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ケータイだけでできる動画共有――映像インデクシング技術

YouTubeに代表されるCGV(Consumer Generated Videos)として、アマチュアが個人で撮影したパーソナル映像をネット上に気軽に公開できる時代になった。一方で、見る側に映像の内容を効率良く伝えることが目下の課題となっている。 (2006/12/12)


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通信状態が目で見える安心――「可視光通信」

屋内の照明機器、テレビ画面、そして街角の信号機、ネオンサイン――。身近にあるさまざまな光源が、そのまま通信デバイスとなる可視光通信。その実用化に向けたNECの取り組みを紹介する。 (2006/12/8)


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空間をロボット化するユビキタス・ロボティクス

産総研はロボット制御の研究を応用することで、大規模な無線センサーネットワークを低コストで構築した。その土台には、空間そのものがロボットになる「ユビキタス・ロボティクス」技術が使われている。 (2006/12/5)


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“ロボット屋”がつくる無線センサーネットワーク

産総研は、100個以上のセンサー群を無線でつなぎ、環境情報を効率良く、低コストで収集するワイヤレスセンサーネットワークを開発した。これまで市場が冷え込んでいた同分野に光明を見出せるとして注目を集めている。無線ノードとロボット開発用ミドルウェアを融合するという、同研究所の画期的な取り組みを紹介する。 (2006/12/1)



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理化学研究所、1ペタFLOPSのシステムを構築

理化学研究所と日本SGI、インテルは、理論ピーク性能で1ペタFLOPSを実現する分子動力学シミュレーション専用コンピュータシステム「MDGRAPE-3」の構築に成功した。 (2006/06/19)


ログの一元収集/解析プログラムに向けセキュアヴェイルと理化学研究所が共同研究

セキュアヴェイルと理化学研究所は、「多種多様なログの解析・視覚化プログラムの開発」に向けた共同研究を開始した。 (2005/06/27)


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ビジュアライゼーション、その極みへ――日本SGI

「ジム・クラークのDNAは日本SGIが受け継いでいる」――日本SGIの和泉氏が語るように、同社では3つのコアコンピタンスを組み合わせてビジネスを展開している。ここでは、ビジュアライゼーション事業部の中核メンバーに最新動向を聞いた。 (2006/06/12)


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驚愕の自治体事情:

ロボット職員「各務原カカロ」が教えてくれた実用性よりも大切なこと

「市役所の部署をご案内しましょうか?」――ジェスチャーを交えて市役所内の行き先案内や、市の観光案内などをしてくれる市役所職員。ただ1つ違うのは、彼がロボットであるということだ。2006年2月から各務原市役所の受付に配属となったロボット職員「各務原カカロ」の開発の背景や過程について、各務原市役所産業部商工振興課課長の永井誠氏を訪ねた。 (2006/10/10)


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驚愕の自治体事情:

自律型生活支援ロボット「リー・マン」は介護現場に降り立つか

視覚・聴覚・嗅覚・触覚の感覚器を備え、これらの情報処理を行いながら人を抱え上げる世界初のロボット「リー・マン」。将来的には介護現場での活躍を期待される同ロボットの研究・開発を進める「理化学研究所バイオ・ミメティックコントロール研究センター」を訪ねその成果と課題を聞いた。 (2006/10/18)


三菱電機が未知のウイルスを早期に検出する分析技術を開発、2007年にも実用化へ

三菱電機は、データマイニング技術をベースに、未知のウイルス/ワームの出現を早期に検知する分析アルゴリズム「DynamicSVD」を開発したことを明らかにした。 (2006/04/25)


NEC、10Gbps処理可能なハードウェアベースのTCPモニタリングエンジンを開発

NECは、10Gbps処理の可能なハードウェアベースの「TCPモニタリングエンジン」を開発した。これまでソフトウェアで実現していたTCPモニタリング処理に必要なすべての機能をハードウェアで可能にした。 (2006/05/08)


富士通、1920CPUを搭載した超並列シミュレーションサーバの実証実験を開始

富士通は、同社製のCPU1920個を搭載した超並列シミュレーションサーバの実証実験を開始したことを発表した。 (2003/11/05)


Intel、インドの業務拡大に10億ドル投資

インドで8億ドルを投じて研究開発センター拡張などのプロジェクトに取り組むほか、2億5000万ドルのベンチャーキャピタル基金を設立する。 (2005/12/06)


HP、中国に研究センター開設

世界で6番目となる研究施設を中国に開設。情報管理システムの開発推進に当たる。 (2005/11/16)


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研究開発部門を設立したCA、狙いは「ワイヤレス」「RFID」「SOA」

CAは、自社独自の研究開発グループ「CA Labs」を設立した。ここでの研究を通じて、統合ネットワークやモバイル/ワイヤレス、SOAといった分野での取り組みを強化していくという。 (2005/11/15)


「スーパーネットワーク」の実験にNTTコムらが成功

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NEC、携帯の基地局を大幅に小型化できる新アンプ

NECは、窒化物半導体トランジスタを用いたW-CDMA基地局用送信アンプを開発した。高出力でありながら小型で、基地局を小さくできる。1〜2年後の製品化を目指す。 (2006/08/18)


NokiaとMITが共同研究所開設

Nokiaと米マサチューセッツ工科大学(MIT)が「Nokia Research Center Cambridge」を開設した。最先端の通信技術開発に向けた研究に取り組む。 (2006/04/22)


災害時などに、航空機で計測した地上情報を3次元地図に加え携帯に送信する技術を開発

建物や道路の被害情報など最新の情報を災害時に航空機で計測し、3次元地図に添付、高度にデータを圧縮して携帯やPDAに送信する技術が開発された。 (2006/01/17)



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