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遅れてきた“3強”、東芝「W録」がランクインDVDレコーダー販売ランキング(2004年7月26日〜8月1日)

» 2004年08月06日 19時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
順位 前回 メーカ名 型番 発売年月日 標準価格
1  1 松下電器産業 DMR-E85H 2004/4/1 オープン
2  3 パイオニア DVR-520H 2004/6/1 オープン
3  2 松下電器産業 DMR-E150V 2004/6/21 オープン
4  4 ソニー RDR-HX8 2003/11/21 オープン
5  7 ソニー RDR-VD60 2004/4/1 オープン
6  5 ソニー RDR-HX6 2004/4/1 オープン
7  6 パイオニア DVR-510H 2003/10/1 オープン
8  10 日本ビクター DR-MX1 2004/7/1 オープン
9  8 松下電器産業 DMR-E95H 2004/5/10 オープン
10  17 東芝 RD-XS43 2004/8/1 オープン

この記事では、マーケティング会社GfK Japan調べによる全国3500店舗の量販店(家電量販店、カメラ販売店、PC専門店)のPOSデータを集計し、モデル別のランキングで紹介しています

 先週のDVDレコーダー販売ランキングには、初めて東芝「RD-XS43」がランクイン。先週初登場の日本ビクター「DR-MX1」も8位へと順位を上げた。これで上位10機種を5社の製品が入り乱れ、一時期の“暫定3強”状態に比べると、ランキングそのものが賑やかになってきた印象だ。

 既に見た人も多いと思うが、東芝はTV CMに藤原紀香さんを起用し、2番組同時録画の「W録」(ダブロク)を積極的にアピールしている。「W録」は、他社製品にはなく、かつ一般ユーザーにもメリットが分かりやすい機能だ。また、登場から間もないにもかかわらず、既に10万円を切る値段を付けている販売店が多く、販売数を押し上げた要因となっている。

 先週の動きはそれだけではない。松下の「DMR-E85H」は相変わらずの強さで1位を守り続けているが、しばらく2位にあった3 in 1タイプの「DMR-E150V」が3位へ順位を落としたことで、松下の“1・2フィニッシュ”が久しぶりに崩れた。代わって2位に浮上したのはパイオニア「DVR-520H」。東芝の登場も相まって、昨年までの「3強」が元気を取り戻してきたような印象だ。


 7月30日に日本電気大型店協会(NEBA)が発表した2004年6月期の販売実績によると、「DVD」は前年比149.07%と好調だったという。「DVD」はDVDレコーダーのほか、DVDプレーヤーも含んでいるのだが、時期が時期だけにアテネ五輪商戦によるレコーダー需要とみてまず間違いない。

 ということは、オリンピック間近の8月前半は「アテネ駆け込み需要」を狙い、販売店のセールストークが今まで以上に熱を帯びるのも確実。来週のランキングは、さらに賑やかになりそうな気配だ。

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