“5万円以下の5.1chサラウンドシステム”のレビュー連載。今回取り上げるのは、オンキヨーの「BASE-V10X」だ。
5本のスピーカーとサブウーファー、アンプと、ごく一般的な構成の「BASE-V10X」だが、これまで取り上げた製品(別記事1、2、3を参照)とは異なり、フロント、センター、リアのスピーカーは、すべてサブウーファーに接続する。
ただし、これは決して特殊な例というわけではなく、超小型のサテライトスピーカーとサブウーファーとを組み合わせたシステムでは、むしろ、よく見られるタイプだ。つまり、6ch分のパワーアンプがサブウーファーに内蔵されていて、アンプユニットはいわゆるプリアンプ、コントロールアンプの役割を担っている。
フロント、センター、リアは、5本とも同じサテライトスピーカーだが、端子の+側がそれぞれ白/赤、緑、青/灰のカラーで区別されている。8センチのユニット1個を使用したフルレンジスピーカーで、ややずんぐりとした直方体だ。背面に1つ、底面に2つのネジ穴があり、付属の壁掛け用金具が取り付けられるほか、オプションとして、スピーカースタンド、TVサイド、および、天吊り用ブラケットが用意されている。ちなみに、サランネットは取り外せないようだ。
各スピーカーとサブウーファーの接続は、両端ともバラのケーブルを利用する。ケーブルやサブウーファー側のスピーカー端子にも、+側にカラーが振られているので、色を合わせて接続していけばいい。
付属ケーブルの長さはフロント/センター用が3.5メートル、リア用が8メートル。サブウーファーは基本的に前面の並び、あるいは、せいぜい前面に近い側面に設置するので、リアがよほど遠いケース以外は事足りるだろう。また、アンプとサブウーファーは、6chプリアウトに加え、サブウーファーコントロールが束ねられたケーブルで接続する。このケーブルは3メートルの長さがあるので、アンプの設置場所に関しては自由度が高い。
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