デジオンは、同社のホームネットワークミドルウェア「DiXiM」でDTCP-IPをサポートすると発表した。DTCP-IPをDiXiMアプリケーションに組み込むほか、DiXiM SDK(開発ツール)のセキュアソリューションとして、2005年第2四半期中に提供するという。
DTCP(Digital Transmission Content Protection)は、東芝、日立製作所、インテル、松下電器産業、ソニーの5社(5C)が策定したデジタル伝送用の著作権保護技術。これをIPネットワークに適用するのがDTCP-IPだ。マルチメディア・ホームネットワーク機器の相互接続を推進する「DLNA」(Digital Living Network Alliance)の次期ガイドラインにも採用が見込まれているほか、松下電器産業のDVDレコーダー「DIGA DMR-E500H」では独自にDTCP-IPを導入している(関連記事)。
DTCP-IP対応のDiXiMでは、DVDレコーダーで録画したコピーワンス番組をほかの部屋のテレビで視聴したり、インターネット経由でダウンロードした著作権保護付きコンテンツを楽しんだりできるようになるという。なお、デジオンはラスベガスで開催中の「2005 International CES」にDiXiMを出品。プロトタイプと他社製のDiXiM搭載機器、UPnP AV対応機器など十数台を相互接続してホームネットワークのデモンストレーションを行う。
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