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あの“3・2・1”が進化――ボーズ、フロントサラウンド新製品

» 2005年02月17日 00時02分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 ボーズは2月17日、“3・2・1”シリーズの新製品「3・2・1GS Series II」と「3・2・1 Series II」を発表した。3月21日から発売する。価格は3・2・1GS Series IIが18万8790円、3・2・1 Series IIが15万7290円。

photo 3・2・1GS Series II
photo 3・2・1 Series II

 3・2・1GS Series IIと3・2・1 Series IIは、前方のスピーカーだけでサラウンド環境を構築できる同社独自フロントサラウンドシステム「スーパーフロントサラウンド」を搭載した3・2・1シリーズのニューモデル。

 小型のフロントスピーカー2本に、“ベースモジュール”と呼ばれるパワーアンプ搭載サブウーファー、DVDプレーヤーを内蔵した“メディアセンター”で構成される。

3・2・1GS Series II

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 3・2・1GS Series IIには、フロントスピーカーにネオジウムマグネットを使った新開発「ジュエルアレイ・スピーカー」を採用。従来のフェライトマグネットの約10倍もの磁力があるネオジウムマグネットは非常に高い磁束密度を持ち、磁気歪み低減と高いエネルギー効率によって高音質と超小型化を両立。142(幅)×66(高さ)×107(奥行き)ミリ・重さ440グラムの超小型スピーカーながら、大型スピーカーにもひけをとらない高音質サウンドを楽しめるという。

photo ネオジウムマグネットを採用した新開発「ジュエルアレイ・スピーカー」

 サラウンドアルゴリズムを大幅に見直した独自デジタルサラウンドプロセッサー「TrueSpaceデジタルサラウンドプロセッサー」を搭載した新設計のメディアセンターは、新たにBSデジタル/地上デジタル放送の5.1chサラウンド音声を楽しめるMPEG-2 AACに対応した。搭載DVDプレーヤーはプログレッシブ再生に対応するほか、MP3オーディオもサポートしCD-R/-RWに記録したMP3データを再生できる。また、FM/AMラジオチューナーも装備。

photo 新設計のメディアセンター
photo リモコンも一新。日常的に使用する機能を集約し、画面上に表示されるGUIを見ながら簡単操作が行える

 メディアセンターのサイズは349(幅)×83(高さ)×254(奥行き)ミリで重さは約3キロ。入出力端子は、音声入力がアナログ/デジタル3系統、映像出力が1系統(コンポジット/S/コンポーネント)、映像入力が1系統(コンポジット/S)。内蔵デコーダは、DTS/ドルビーデジタル(AC-3)/MPEG-2 AAC/BoseDigital/MP3/PCM。

photo メディアセンター背面の入出力端子(画像クリックで拡大)

 ベースモジュールのサイズは222(幅)×367(高さ)×485(奥行き)ミリで重さが12キロ。13センチ径ウーファーを1基装備。最大消費電力は300ワット。

3・2・1 Series II

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 3・2・1 Series IIは、3・2・1GS Series IIからフロントスピーカーを従来シリーズの「イメージアレイ・スピーカー」に変更してコストを抑え、価格を約3万円安くしたスタンダードモデル。独自デジタルサラウンドプロセッサー「TrueSpaceデジタルサラウンドプロセッサー」、新設計のメディアセンター、ベースモジュールなどフロントスピーカー以外の仕様は3・2・1GS Series IIと同じ。

photo 左が3・2・1 Series IIの「イメージアレイ・スピーカー」で、右が3・2・1GS Series IIの「ジュエルアレイ・スピーカー」

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