「新製品はワイド液晶による美しい映像や、ナビゲーションによる便利さを提供するがそれだけではダメだ。今後は安全や安心というコンセプトを打ち出していきたい」
パナソニック オートモーティブシステムズ社 社長の佐野尚見氏がそう述べるように、ナビゲーション部分については、全国約2200の事故多発場所データを収録した「事故多発地点案内」機能を新たに搭載した。ルート案内中に該当地点に近づくと事故多発地点であることを示すアイコンが現れるほか、約300メートル手前になると音声で注意を促してくれる。
その時点の渋滞予測情報を表示する「渋滞データバンク」機能も搭載する。データはVICSセンターの渋滞統計データを元にしており、ルート検索と組み合わせて利用することもできる。別売のビーコンVICSユニットを装着していれば、そこから得られるリアルタイムのVICS情報を加味し、さらに精度の高いルート検索が行える。
車載用液晶カラーテレビの「TR-T110WV1」と「TR-T90WV1」はいずれもStrada Fクラスと同様、ワイドVGAという高精細な液晶パネルを搭載する。内蔵しているチューナーは地上アナログのみだが、D2端子もしくは専用インタフェースでTU-DTV100と組み合わせることで、デジタル放送対応テレビとして利用できる。
「VIERAの技術を活用した」(同社)というように、映像によってコントラストや黒レベルを自動調整するほか、周囲の明るさに応じて色補正も自動的に行う「液晶AIモード」を搭載する。そのほかにも、FMトランスミッタや受信可能なチャンネルを自動的に記録するオートメメモリ機能なども備える。
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