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“しっかりボディ”にハイエンド機能満載――「PowerShot S2 IS」レビュー(2/5 ページ)

» 2005年05月30日 22時34分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

本格的な撮影機能がハイエンド並

 DIGIC IIとUSMのおかげで起動は非常に高速。沈胴式大望遠ながら撮りたいと思ったらすぐ起動してくれるのはありがたいところ。

レンズの光軸上にEVFがある点と、超望遠デジカメで液晶モニターが回転式なのはうれしい。モニター部の右に各操作系が並んでいる。ダイレクトプリントボタンには好きな機能を割り当てられる

 背面にはレンズの光軸上にEVFがあり、その下に1.8インチのバリアングル式液晶がある。

 液晶モニターは最近の大型人気の中では小さめだが、バリアングルタイプなのがいい。地面スレスレから猫を狙う、子供の視点で撮るその他いろんな構図で撮りたい時に効果的だ。ちゃんと撮りたいときはEVF、構図に凝りたいときや低い位置で撮りたいときは回転式液晶モニターと使い分けられるのがいい。

 操作系は前モデルを継承。右端に円形の十字キーやMENU、SETボタンがあり、液晶モニター右にFUNC、測光モード、ダイレクトプリント(撮影時はショートカットを割り当てできる)、DISPボタンと並んでいる。

 SETボタンはプログラムAEやマニュアル系モード時に長押しすることでAFスポット位置を動かせるようになる。AiAFではなく通常の中央一点AFだ。

 撮影モードダイヤルはマニュアル露出、カスタム設定、各種シーンモードが用意されたEOS風のもの。さらにIXY Digital 600で用意されたマイカラーモードが追加されている。

 PowerShot伝統のFUNCメニューからは露出補正、ISO感度(伝統の50-400の4段階)、ホワイトバランス(カスタム設定も可能)、色効果モードといったところをセットできる。

撮影時は無理だが、再生時にはヒストグラム表示も可能だ。縦横検出機能を持っており、縦位置で撮った写真はちゃんと縦で表示されるのがうれしい
FUNCメニューに動画と静止画音の両方の画質設定がついた他はS1 ISと同じ内容だ
初期設定的な項目はすべてMENUの中にある。手ブレ補正モード切替などもこのメニューの中だ

モードレス&ステレオ音声になった動画撮影機能に注目

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