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さらに磨きをかけた普及機の“定番”――エプソン「EMP-TW20」レビュー:劇場がある暮らし――Theater Style(5/5 ページ)

» 2005年07月08日 17時49分 公開
[本田雅一,ITmedia]
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DVD視聴に適した完成度の高い一品

 本機は480PのDVDプレーヤーにマッチするローエンドプロジェクターとしては、非常に高い完成度を持った製品だ。設置性、絵作り、プリセットモードの確かさなど、あらゆる要素で合格点以上を取ることができる。

 ほんのちょっとした不満はあるものの、家族で手軽にプロジェクターを楽しむための様々な工夫が凝らされた上で、画質面でも成熟度を一層上げてきた。この解像度クラスでは、ダントツといっていい製品である。

 しかし現時点では発売直後という事もあり、やや割高な印象は否めない。パネル解像度が低いため、投影時の格子感は720Pパネルの製品よりも目立ちやすい。色や絵作りの完成度の高さか、それとも720Pパネルの解像度と格子感の少なさを選ぶかは、おそらく実際に購入するときに悩むかもしれない。

 だがそれも一時的なもので、いずれは720Pモデルにも新しいD5パネル搭載機が登場し、価格的なバランスも変化していくだろう。ハイビジョンソースの扱いをどの程度重視するかだが、あくまでもDVD視聴に特化したプロジェクターを探しているならば、高い満足度を得られる。

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