Robo-one第3回大会に「Weird-7」(ウィアード・セブン)*1というロボットが登場して、会場の注目を集めた。モーターは9個だけ、フレームは木製。でも歩いて自分で転んで起きあがれて、それどころか前転までこなすというすごいマシンだ。いや、このマシンが注目を集めたのはそれだけの理由じゃない。
かわいいの。モータを減らしているから、動作は全身でバランスを取るスタイルになる。その動きがいい。大きなめだまシールもキュートで、自然と「キョロちゃん」と呼ばれるようになってた*2。
そのWeird-7が、キットとして商品化され、共立電子産業から発売されることになった。価格も税込みで2万9988円。これで、ロボットを作って、動かして、お望みなら自分でモーションを作ることまでできるのだ。マニアだけじゃなくて、とにかくロボットを作ってみたい人でも買ってしまえる値段だ。こどもに買ってあげるのもいいといいたいけど、わたしが小さいときにはこんなものはなかったので悔しいからいわない。
というわけで、そのWeird-7を作ってみることにした。箱には「対象年齢小学生高学年以上、組み立て所要時間3時間以上」と書いてあるのだけど、わたしだとどのくらいかかるのだろう。あんまり器用じゃないからなあ。
箱を開けると、こんなふうに部品が袋に分かれて入っている。このほかにCD-ROMが1枚と、紙1枚のインストールガイド。あれ、組み立てマニュアルはどこだ、と思ったらCD-ROMのなかにHTMLファイルの形で入っていた。iBookで開きながら作ることにする*3。
コスト削減だという理由はわかるが、これはちょっと辛い。組み立てながらなんていう状況では紙になってるほうが見やすいのだ。もっとも、CD-ROMならではのいいこともあって、組み立てや動作チェックの動画ファイルも入っているのだ*4。とくに、動作チェックのやり方は、こういうふうに動けばいいというのがわかるのでありがたい。
最初に、組み立てから動作までに必要なものを整理しておくと次のようになる。
このほか、作ってみてわかった、あったほうがいいもの。
*1 「Wired」と間違えられることが多いそうなので、気をつけよう。ちなみに「weird」は、「風変わり」なくらいの意味。
*2 「キョロちゃん」と呼びはじめたのは、あくまで周りにいた観客やほかの出場者達。制作者のかづひ氏は自分からはそう呼ばなかった。
*3 うちのWindowsマシンはタワーだけなので、ちょっと作業しながら見るのには適さない。
*4 MPEG-4のaviファイル。わたしみたいにMacintoshで再生するためにはvlcを用意すること。
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