パイオニアは9月28日、デジタルチューナーを搭載したDVDレコーダーを発表した。ラインアップは、500GバイトHDDを搭載した「DVR-DT90」と、250Gバイトの「DVR-DT70」の2機種。デジタル放送とアナログ放送の2番組同時録画に対応し、EPGも最大1920×1080ピクセルの解像度を持つ「ハイビジョン対応」(同社)とした。
デジタルチューナー搭載のDVDレコーダーは同社初。デジタル放送をそのままの画質で記録する「DR」モード(TS記録)を備え、ハイビジョン番組の場合でDVR-DT90は最長58時間、同DT70は最長29時間の録画が可能だ(地上デジタル放送)。アナログチューナーも搭載しており、デジ×アナの2番組同時録画に対応。ただしMPEGエンコーダーは1つのため、2番組録画時はDRモードになる。
ハイビジョン録画時にも「おっかけ再生」やフレーム単位の編集をサポート。録画した番組は、タイトル分割や部分消去などの編集をくわえた後、ダウンコンバートしてDVDメディアにムーブできる。
DVDドライブは、DVD-Rが書き込み最大12倍速、DVD-RWは最大6倍速。CPRM対応DVD-R DLメディアへの書き込みにも対応しており、こちらは「業界初」という。再生に関しては、DVD-RAM(カートリッジなし)やDVD+R/+RWメディアもサポートした。
パイオニア製DVDレコーダーの特長である「気がきく! 録画辞典」や「新番組検索」、12の分野から番組を検索する「おまかせ検索」などがデジタル放送にも対応した。気がきく! 録画辞典は、登録語数が従来と同じ22万語だが、最新の番組名や人名に入れ替えるなどアップデートを施している。このほか、リモコンのボタン1つで操作方法を解説してくれる「気がきくナビ」も従来モデルから継承した。
大きく変わったのはEPG(電子番組表)だ。同社としては初めてラテ欄型(ラジオ・テレビ欄)を採用し、前述のように最大1920×1080ピクセル表示ができるようになった。もちろん、表示チャンネル数を少なくして文字を大きくしたり、テレビの画面サイズに合わせた表示も可能だ。「新聞よりもずっと読みやすいEPGができた」(同社AVビジネスカンパニービデオ事業部の林稔ビデオ企画部長)。
もう1つ追加された機能が、メールによる録画予約だ。背面のLAN端子を使って同機をインターネットに接続しておくと、定期的にPOPサーバをチェックして録画予約メールを取得する。外出先で急に見たい番組を思い出したときでも、携帯電話やPCからメールを送信すればいい。
そのほかの仕様は下記の通り。
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