ITmedia NEWS >
特集
» 2005年12月31日 03時58分 公開

ヘッドフォンアンプ高音質化作戦〜Stage1「オペアンプ交換」大人の冬休み電子工作(2/4 ページ)

[本田雅一,ITmedia]

用意する材料

 以下はBrichanさんがのページをはじめ、いくつかの改造紹介ページがあるので、簡単に進める事にしない。

・Mr.DAC

 何はともあれMr.DAC。インターネットでは2万9800円+消費税で販売している店舗もある。これだけでもかなりお買い得。一時は品不足の時期もあったようだが、現在は潤沢の品物があるようだ。筆者の場合、発注当日には発送され、翌日には届いた。分解は非常に簡単。ねじ回しさえあれば、ものの1〜2分でメイン基板を取り出すことができる。

・OPアンプ

 Mr.DACのメイン基板にソケットで取り付けられているのはプリアンプのバーブラウンOPA2134PAとヘッドフォンを駆動するJRC5532DDが入っている。DACとしてしか使用しない場合は前者のみしか通らないが、ヘッドフォンアンプとして利用する際には後者も大切。ということで、両方とも交換してしまおう。

photo ケースから取り出したメイン基板。写真左に2個のオペアンプが見える

 候補は種々あるが、ここは無難に高音質オペアンプとしてはもっとも成功しているバーブラウンのOPA627BPを使った。前述のBrichanさんのページでも、このオペアンプを使っている。バーブラウンのオペアンプは中域の厚みが特徴と言われているので、Mr.DACのバランスを改善するのにも適している(かもしれない)。なお、ソケット実装なので、改造後も簡単に変更は可能だ。

photo 通販で購入したバーブラウンのOPA627BP。オペアンプ換装の定番チップ。4個必要になる。

 なお、Dr.DACが使用しているオペアンプは、いずれもステレオ仕様だが、OPA627BPはモノラル仕様のため、全部で4個必要となる。またOPA627APというチップもあるが、こちらも中身はほとんど同じで、おそらく音も変わらないはずだ。ただしスペック値からの許容誤差が大きく、一応はBPの方がよりグレードが高いことになっている。

 筆者の場合、DigiKeyという米国の通販会社で発注。発注の翌々日には届いた。価格は全部で1万5262円也。

・OPアンプ変換基板

 モノラルオペアンプをステレオオペアンプのソケットに挿すため、変換基板に2個のOPA627BPを半田付けし、ステレオ化してから装着する。この手の改造ではよくあるパターンだ。変換基板は日本の通販会社も扱っている場合があるが、コンパクトで筐体との鑑賞がないのは米国BrownDogが販売するもの。1個3ドルで2個必要。さらに1ドル25セントの郵送費がかかった。

photo 同じく通販で購入したBrownDogの変換基板。こちらは届くまで1週間ほどかかる。

・工具少々

 さすがに分解用のドライバは皆さんお持ちだろうが、半田ごてや半田を持っていない人は、あらかじめ用意しておこう。半田ごては30〜40ワット品で十分だが、Stage 2で基板上の部品を交換したいと思うならば、60ワットのものを用意しておく。

 我が家の場合、もともとガス式のコードレス半田ごてと、以前に真空管アンプを作った際に買っていた銀入り鉛フリー半田があったので、これを流用している。オーディオ用半田にこだわらないなら、精密機械用の細い半田線の方が作業はしやすい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.