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帰ってきたハイエンドコンパクト――キヤノン「PowerShot G7」レビュー(6/8 ページ)

» 2006年11月28日 10時52分 公開
[小山安博,ITmedia]

まとめ

 筆者にとってPowerShot G7は、一眼レフのサブカメラとして利用することを前提に購入したカメラなので、いろいろな部分で割り切ったところはある。

 購入を検討している人の中にはGシリーズの特徴だった大口径レンズやバリアングル液晶がないことに不満を感じる人もいるだろうし、小型軽量化したと言っても、まだ大きくて重いという人もいるだろう。

photophoto ショートカットボタンには一部の機能を割り当てられる。キヤノンはイージーダイレクトボタンを撮影中に遊ばせていることが多かったが、ショートカットとして利用できるようにしてある(左)、2つのカスタムモードを設定できるのも便利(右)

 個人的には小型軽量/低価格化を歓迎しているが、Gシリーズなのだから大きくても高くてもいいからスペックを落とさないで、という要望もあるに違いない。ただ、筆者としてはサブカメラとして手軽に持ち歩けること(つまりヒップバックに収まること)を重視していたので、ここはよしとしておきたい。

photophoto バッテリーパックはEOS Kiss Digital N/Xと同じ。バッテリー駆動時間はCIPA準拠で約220枚とやや少なめ。1日は持つけれど……といったところか

 G7はとにかく、サブカメラといえども凝った撮影に対応してもらいたい人、デジタル一眼レフはやはり大きくて重くて手軽に持ち歩けないという人など、このカメラが最適な人も結構いるだろう。

 高機能なコンパクトデジカメが少なくなった昨今、幅広いユーザーにお勧めできるカメラだと思う。

作例(1)

photo ISO感度別の結果。これはISO80
photo ISO100
photo ISO200
photo ISO400
photo ISO800
photo ISO1600
photo ISO3200

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