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“シームレス”を目指すケンウッド2007 International CES

» 2007年01月10日 12時31分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 北米市場はカーオーディオメーカーという強いが、日本国内ではオーディオメーカーとしても積極的な製品展開を行っているのがケンウッド。International CESのケンウッドブースでは、ホームエレクトロニクスとカーエレクトロニクスを連携させる「シームレス・エンターテイメント」の提案が行われている。

photophoto ケンウッドブース。カーオーディオが前面に押し出されていることが分かる(左)、「シームレス・エンターテイメント」のコンセプト(右)

 具体的な連携方法はいくつも考えられるが、一例として展示されていたのが、フロントパネルにUSB端子を搭載するCDコンポ「K-501USB」でCDをWMAにエンコード、USBメモリに保存し、USB対応のカーオーディオ「KDC-MP435U」で再生するというもの。

photophoto 「K-501USB」。フロントパネルにUSB端子を備えるほか、バックパネルにはSDカードスロットも用意されている
photophoto USB対応カーオーディオ「KDC-MP435U」。USB端子は前面右に備えられている。マスストレージクラス対応のプレーヤーを接続することもできる

 K-501USBのCD→USBメモリへのエンコード/保存はワンボタンで可能となっており、速度は4倍速。WMAのビットレートも192/128kbpsと切り替えが可能だ。デモ機ではUSBメモリへ楽曲ファイルを保存していたが、マスストレージクラスに対応するポータブルオーディオへ直接書き出すこともできる。

 また、違った方法で“シームレス”を実現する製品として興味深いのが、2.4GHz帯を利用したワイヤレスオーディオシステム。新製品のトランスミッター/レシーバシステム「SLG-7」は既に国内販売が決定しているほか、iPod用Dockにこの機能を内蔵し、アンプ内蔵の小型スピーカーを組みあわせた製品の参考展示も行われている。

photophoto 「SLG-7」のトランスミッター。写真では大きさが分かりにくいが、組み合わされている「HD10GB7」は44(幅)×62(高さ)×17(奥行き)ミリなので、かなりコンパクトなことが分かるはず(右)。レシーバー(右)
photophoto 参考展示されているiPod用のワイヤレスシステム(左)、Dockを側面から(右)

 参考展示されているiPod用システムのスピーカーユニットは、それぞれにレシーバーを搭載してレイアウトフリーを実現しているほか、サラウンド機能も備える。また、ワイヤレスのシステムとしてはSLG-7と同様であるため、iPod以外でも利用できる汎用システムとしても検討されているそうだ。

photophoto 創業60周年記念モデルやK・Seriesのミニコンポも展示

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