Apple TV、そしてiPhone――米アップル幹部インタビュー:Macworld Conference & Expo2007(2/2 ページ)

» 2007年01月10日 21時01分 公開
[後藤治,ITmedia]
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iPhoneはクローズドなプラットフォーム

 iPhoneについて日本のユーザーがまずはじめに知りたいことはただ1つに集約される。それは、日本版はいつ売るのか、ということだ。

 Appleのグレッグ・ジョズウィアック氏は、以下のように回答している。「米国では6月に、欧州では年末に向けた第4四半期に投入する予定だ。アジアは2008年。国別の発売時期については発表していない」としたうえで、日本ではGSMネットワークがないことを指摘。「日本は非常に重要な市場であり、iPodは50%以上のシェアを占めているが、3G対応でさらなるエンジニアリングが必要だ」とし、コミットメントについては慎重な姿勢を示した。

アジアは2008年とアナウンスされたが日本はどうなる?

 また、iPhoneにアプリケーションをユーザーがインストールできるかどうかも気になるところだ。iPhoneはMac OS Xを基盤としたOS上に構築されているため、サードパーティ製のさまざまなアプリケーションが期待されるところだが、ジョズ氏は「現時点においてはApple純正のみになる」と述べた。これはウィジェットについても同様。その理由は「ウイルスの問題などが起きないようにしなければならないし、ネットワークやユーザーにとっての制限もあるため」と説明している。

iPhoneのOSはMac OS X

 ただし、iPodエコノミー(iPodシリーズに接続される関連製品)と同様に、一定の条件を満たすサードパーティであれば、将来においては可能性がないわけではないとコメントしている。ただしそのさいには、セキュリティやネットワークといった条件をクリアする必要がありそうだ。

 このほか、ハードウェアスペックについての質問には、「CPUは省電力で省スペースのIntelプロセッサ」とだけ回答。「望んだ機能が動けばいいデバイスだ」との考え。また、iPhoneの機能アップデートやUIの更新は考えているとした。なお、iPhoneはiPodの機能を内包してはいるものの、製品的な位置付けは「第6世代iPodというわけではない」。

 iPhoneの特徴的な機能の1つは、Safariのレンダラーを使ったGoogle Mapsだが、同氏の説明によれば、これはGSMでもWi-Fiでも動作するそうだ。Wi-Fiが認識されれば自動的に切り替わり、Wi-Fiがない場合にはGSMのみになる。また、GPS機能があればGoogle Mapsがより優れた働きをするのでは、という質問には「別の市場の話しだが、いつかはやってみたい」と答えている。

iPhoneでGoogle Mapsをデモ

 なお、アプリケーションとの連携については、iTunesのほかに、iPhoto、Photoshop Elementsなどが挙げられているが、PDFやWordなどのドキュメントについては未定としている。

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