オリンパスイメージングは3月5日、新デジ一眼「E-410」「E-510」発表会の会場で、「オリンパスE-システム」のプロ向けモデル「E-1」後継機の開発モックアップを公開。あわせて、開発中の交換レンズやロードマップを発表した。
2003年に登場したプロ向け「E-1」を皮切りに、「E-300」、「E-500」、そして2006年にはライブビュー搭載の「E-330」と、フォーサーズシステム規格を取り入れたデジタル一眼レフカメラ新製品群をリリースしてきた同社。「このE-330までをEシリーズ第1章とし、2007年はEシリーズ第2章へ向かう」と大久保雅治社長は語る。
「デジタル一眼レフを事業の大きな柱と位置づけ、開発リソースを大幅に強化している。2007年度はデジタル一眼レフで50万台超の規模に、そしてできるだけ早い時期に100万台超の事業規模に拡大していきたい」(大久保社長)
100万台超に向けた「第2章」では3系統のラインアップを確立し、初心者からプロユースまで幅広いユーザーに向けた製品を投入していくという。その第1弾が、超小型軽量サイズを実現して携帯性を重視した「E-410」、そしてセンサーシフト式手ブレ補正機能を搭載してさらなる高機能性を重視した「E-510」といった本日発表の2系統だが、もう1系統が現在開発中が着々と進められている「E-1」後継機だ。
今回、お披露目となった開発モックアップは、昨年9月のフォトキナ出展のモックアップよりも、細部が詳細に作られており、順調な開発ぶりをうかがわせる。スペックは「フルタイムライブビュー機能」を搭載すること以外は不明。発売は2007年内を予定とのこと。
また「フォーサーズシステム規格」準拠の交換レンズとして、AFシステムに新開発の超音波駆動方式SWD(Supersonic Wave Drive)を搭載した3本のレンズを含む計4本のレンズと、倍率2倍のテレコンバーターの開発を進めていることを明らかにした。発売時期は2007年以降順次ということで、価格は未定。
超音波駆動方式SWD搭載レンズは、超高速・超高精度かつ静粛なAFシステムで、E-1後継機との組み合わせにより、世界最速レベルのAF駆動を目指すという。また、メカニカルマニュアルフォーカス機構を取り入れることで、レスポンスのよい快適なピントあわせを可能にするという。
交換レンズ
テレコンバーター
なお、これらの開発製品群は、3月8日から米国・ラスベガスで開催される「PMA 2007」および3月22日から東京ビッグサイトで開催される「フォト イメージング エキスポ2007」で参考出品される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR