そのほかには、最短10センチのマクロ、300万画素相当で秒間5コマの連写、Motion JPEGの動画モード、ガイド撮影などに対応する。ガイド撮影モードでは、液晶上に「被写体を明るく撮影したい」や「動く被写体を撮影したい」などのテキストが表示され、それらの項目を選ぶことで各種の設定を最適化できる。
再生メニューにある「ポケット写真」機能では、好きな画像を最大9枚までカメラ内に登録でき、素早く再生やスライドショーができる。また「消音モード」では、操作音や警告音、シャッター音をまとめてオフにできる。
低価格の入門機というと、操作レスポンスが悪かったり、液晶が見えにくかったりする場合があるが、FE-250のレスポンスや液晶視認性に不満はない。ただし、ストロボモードやISO感度、露出補正などユーザー設定した各種の機能が、電源を切るたびにリセットされてしまう点には注意が必要だ。
また、ホワイトバランスの設定はできず、オートホワイトバランスに固定されている。感度はISO64からISO10000まで9段階で細かく設定できるのに、ホワイトバランスはオートのみという仕様は、少々奇妙にも感じる。
最初に述べたように、細かい設定にはこだわらないお手軽カメラなので、こうした機能選択の不自由さをとやかく言っても仕方ない。もしストロボが不用意に発光するのを避けたい場合は、モードダイヤルの位置を「風景」にしておけば、起動直後のデフォルトは発光禁止モードになる。オートホワイトバランスでは狙い通りの色にならない場合は、シーンモードの「キャンドル」や「夕日」に切り替える手がある。シーンモードを積極的に利用するのがFE-250を使いこなすコツ、といえそうだ。
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