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» 2007年06月01日 12時55分 公開

音楽ロボ「miuro」に、人工生命体プログラム応用

ロボット技術を導入したiPodスピーカー「miuro」に、人工生命体プログラムを応用した試作機が公開された。音楽に合わせ“気まぐれ”にダンスする。

[山田祐介,ITmedia]

 ゼットエムピー(ZMP)は5月31日、ロボット技術を導入したiPodスピーカー「miuro(ミューロ)」に搭載する人工生命体プログラムを、東京大学 理学博士の池上高志氏と協力し開発すると発表した。発表会場では、実際に人工生命体プログラムを応用した試作版miuroのデモンストレーションが行われた。

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 miuroはZMPが販売する二輪走行型のiPodスピーカー。本体上部のDockコネクタにiPodを接続し、再生できるほか、音楽を解析してダンスする機能も備える。また、PCでmiuroを遠隔操作できる「PCコントローラ」や、リモコンのボタンを押すだけでリスニングポイントまでの自律移動を可能にする「自律移動パッケージ」などのアプリケーションをオプションで備えている。

 販売が開始されたのは1月から。「動きがかわいい」「生き物のよう」といったユーザーの声に注目したZMPは、miuroをより自然で気まぐれな振る舞いをする“ペットのような存在”にするため、「人工生命プログラム」の研究を行う池上氏の研究成果をmiuroに適応する試みを開始した。

photo 「人工生命体プログラムを“遊ばせる”ことが、研究のミッション」(池上氏)

 「人工生命体miuro」の場合、音や光、接触といった周囲の環境にあわせて、ユーザーの予期しない“自然で気まぐれな行動”をとることが可能になるという。公開された試作機は、従来のテンポや音量などの情報を独自のアルゴリズムで解析するダンス機能とは異なり、再生している音楽の刺激によって自発的にダンスパターンを生みだすことができる。

photo 音楽家 渋谷慶一郎氏が提供した楽曲にあわせダンスする「人工生命体miuro」

 今後は、時間帯や場所などの情報からユーザーの好みの曲を割り出して再生する機能など、利用者を飽きさせないさまざまな自律行動を可能にするプログラムの開発を目指すという。また、ZMPは今回の研究結果を元に同プログラムを搭載したmiuroのマーケティングを行い、商品化を検討する予定だ。

photo ZMP代表取締役の谷口恒氏(左)と池上氏(右)

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