太陽誘電はブースに有機色素記録膜を利用したBD-Rを展示。ソニーの新型BDレコーダー「BDZ-X90」で再生するデモを行っている。
BD-Rへの有機色素膜の採用については、パイオニアと三菱化学メディアが今年中、遅くとも2008年第1四半期の製品発売を目指す方針を明らかにしており、同社でも「早めに製品化したい」としている。
展示されているのは1層/25Gバイトのディスクで、価格は未定。「有機色素の採用で低価格が期待されていることは理解している。無機材質利用のBD-Rより低価格なラインを狙いたい」(同社)
CD-RやDVD-Rの製造で培ってきたノウハウを生かした新開発の有機色素を採用するほか、キズや汚れに強いハードコート処理を施す。製造を国内で行い、パッケージにも「THE 日本製」と表記することで信頼性をアピールする予定だ。
「That's」のブランドで多数の光ディスクを製造販売する同社だが、これまで次世代メディアの製造は行っておらず、有機色素記録膜利用のBD-Rをもって参入することになる。なお、仕様上、有機色素記録膜を利用できないBD-REについては「現在のところ、予定はない」としている。
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