背面の液晶モニタはE-330のようなマルチアングル液晶ではなく、より自由度の高い2軸可動式液晶ディスプレイを新たに採用。タテヨコ自在に回転するので、ライブビュー撮影時にマルチアングル液晶で便利だったローアングルだけでなく、ハイアングルからの撮影も液晶を見ながら行える。液晶サイズは2.5インチ(23万画素)で、上下左右176度の広視野角を持つハイパークリスタル液晶を採用した。
同社の大久保雅治社長は「3月の新製品発表会の時に『年内にはE-1後継機を』とお話ししていたが、本日やっと発表することができた。開発にあたっては単に数字や数値のスペックではなく、真のフラッグシップ機を作ることを目指した。ハイアマチュアはもちろん、プロにも使ってもらえるものができたと自負している」と同社新フラッグシップの仕上がりに自信を見せる。
同社は2003年に登場したプロ向け「E-1」を皮切りに「E-300」「E-500」、ライブビュー搭載「E-330」、世界最小「E-410」、ボディ内手ブレ補正搭載「E-510」とフォーサーズシステム規格を取り入れたデジタル一眼レフカメラ新製品群を次々のリリースしてきた。
「E-3発売に合わせズイコーデジタルレンズにもフラッグシップシリーズを導入する。フォーサーズシステムを生かした、個性的なラインアップができた。この勢いをさらに強くしていき、中長期的(5年以内)には20%以上の世界シェアを獲得して3強の一角を目指す。ゴミ除去や背面液晶を見ながらの機能(ライブビュー)は当社が先駆けて投入して生きた技術。我々はあくまでも挑戦者。デジタル一眼に新たな領域を作っていきたい」(大久保社長)
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