ニコンは1月29日、デジタル一眼レフカメラ「D60」を2月22日より販売開始すると発表した。価格はオープンで実売想定価格はボディのみが7万5000円前後。手ブレ補正機能付き標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」とのレンズキットの実売想定価格は9万円前後、「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」と手ブレ補正機能付き望遠ズームレンズ「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF)」をセットしたダブルズームキットの実売想定価格は12万円前後。
同社デジタル一眼レフカメラ「D40X」の後継にあたるエントリーモデル。撮像素子はD40Xと同じくAPS-CサイズのニコンDXフォーマット10.2メガピクセルCCDで、「D3」「D300」より実装された同社独自の画像処理コンセプト「EXPEED」(エクスピード)に基づいた実装により忠実な色再現性と豊かな階調表現を実現したという。
レンズ交換時に入り込んだチリやホコリが付着してしまうのを防ぐため、ミラーボックス底部に空気流制御穴を設けた「エアフローコントロールシステム」を新搭載した。また、ローパスフィルターを3種類の周波数で振動させてチリやホコリを払い落とすクリーニング機構もあわせて備えている。
明暗差の激しい場所でも明部と暗部、いずれも適切な明るさで撮影できる「アクティブ D-ライティング」によってハイライトの白飛びや暗部の黒つぶれを軽減するほか、撮影したRAWデータをカメラ内部でJEPGに変換するRAW現像機能を備える。カメラ内で赤目補正やコントラスト/色彩度の自動補正が行えるほか、最大100コマの静止画をつなげてAVI形式の動画とする「ストップモーション」機能も搭載している。
ISO1600までの高感度撮影に対応し、「ノイズ低減」機能を使用するとISO400を超えた際には自動的にノイズ低減処理が行われる。オートフォーカスはTTL位相差検出方式を用いた3点測距で、3コマ/秒・連続100コマまでの連続撮影も行える。ファインダーをのぞくと自動的に2.5型の液晶画面を消灯するアイセンサーも備えている。ファインダー視野率は上下左右とも約95%。
記録メディアはSDメモリーカード(SDHC対応)で、撮影可能枚数は約500枚(CIPA基準)。サイズは約126(幅)×約94(高さ)×64(奥行き)ミリ、約495グラム(本体のみ)。
本製品のレンズキットに同梱される「AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」の単体販売も行われる。シャッタースピード換算で約3段分のブレ補正効果を持ち、焦点距離は35ミリ換算で約27-82.5ミリ相当。価格は3万6750円。発売はD60本体と同時、2月22日より行われる。
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