記録メディアはKiss XのコンパクトフラッシュからSDメモリーカードとなり、バッテリーも「NB-2LH」から新開発の「LP-E5」に変更された。大容量メディアを安価に購入できるSDメモリーカードの採用は歓迎するひとも多いと思われるが、新バッテリーのLP-E5はNB-2LHよりもコンパクトで互換性はない。アクセサリー類の流用を考えていた人には少し残念かもしれない。
「MENU」ボタンを押すことで表れる設定メニューのインタフェースは、タブが上部に表示される40Dなど同等のタイプとなった。基本的な設定可能項目はKiss Xを踏襲するが、「ライブビュー」の新設が目を引く。ライブビューは位相差AFを利用する「クイックモード」、コントラストAFを利用することでライブビュー表示のままAFを行える「ライブモード」の2つが選択できる。
レンズキットのレンズは、新たに開発された標準ズームレンズ「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」と望遠ズームレンズ「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」。いずれも「IS」(Image Stabilizer)の文字が示すように手ブレ補正機能を内蔵しており、シャッタースピード約4段分の手ブレ補正に対応する。

「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」と「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」(左)、「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」とKiss Xのレンズキットに付属する「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 II USM」。「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」は手ブレ補正機能を搭載しながらコンパクトだ(右)
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