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ソニー、地デジWチューナーとBDドライブを搭載した“黒くて円いVAIO”自社開発のテレビ機能で差異化(2/2 ページ)

» 2008年06月25日 15時00分 公開
[ITmedia]
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基本スペックを引き継ぎつつ、価格は引き下げ

VGX-TP1DQ/Bはシリーズ初のブラックカラー

 上位モデルのVGX-TP1DQ/Bは、直径270ミリのユニークな円形デザインを引き継ぎつつ、ボディのカラーをホワイトからブラックに変更した。基本スペックは、2Gバイトの標準メモリを1Gバイト×2の構成から2Gバイト×1の構成に変更したことを除き、春モデルの「VGX-TP1DTW」を踏襲しているが、そのぶん発売時の実売価格は5万円ほど安価な20万円前後になる見込みだ。

 CPUはCore 2 Duo T8100(2.1GHz)、チップセットはIntel PM965 Express、メモリは標準2Gバイト(2Gバイト×1)/最大4Gバイト、GPUはGeForce 8400 GTを採用。HDD容量は500Gバイトで、1層BD-R/REの2倍速書き込み、2層BD-R/REの1倍速書き込みに対応したBlu-ray Discドライブを搭載している。

 下位モデルのVGX-TP1Dは、320GバイトのHDDとDVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブを搭載し、ボディカラーは従来と同じホワイトだ。これ以外の基本スペックはVGX-TP1DQ/Bと共通化されており、実売価格は15万円前後と予想される。

 2モデルとも、100BASE-TX有線LANとIEEE802.11b/g無線LANのネットワーク機能、HDMI/DVI-D/アナログRGBの映像出力、光デジタル音声出力、メモリースティックPRO対応スロット、SDメモリーカード(SDHC)対応スロットなどを装備。本体サイズは270(幅)×270(奥行き)×91(高さ)ミリ、重量は約3.5キロだ。OSはWindows Vista Home Premium(SP1)をプリインストールし、オフィススイートは備えていない。

 なお、同社直販のVAIOオーナーメードモデルでは、Core 2 Duo T8300(2.4GHz)やCeleron 550(2.0GHz)を用意するほか、メモリは最大4Gバイト、HDDは750Gバイトや1Tバイト、カラーはブラックかホワイトを選択できる。OSはWindows Vista Home Premium(SP1)に固定で、テレビチューナーなしの構成やOffice 2007(Professional/with PowerPoint 2007/Personal)、ジャストホームEX2の追加も可能だ。価格は9万9800円からとなる。

 店頭向けモデルの主な仕様と価格は以下の通り。

テレビサイドPC「TP1」の概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
テレビサイドPC VGX-TP1DQ/B セパレート型 フルモデルチェンジ Core 2 Duo T8100(2.1GHz) 2048MB 500GB Home Premium(SP1) 20万円前後
VGX-TP1D セパレート型 フルモデルチェンジ Core 2 Duo T8100(2.1GHz) 2048MB 320GB Home Premium(SP1) 15万円前後
テレビサイドPC「TP1」の概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU テレビ機能 重量
テレビサイドPC VGX-TP1DQ/B Intel PM965 BD-R/RE対応Blu-ray Disc GeForce 8400M GT 地デジ×2 約3.5キロ
VGX-TP1D Intel PM965 2層対応DVDスーパーマルチ GeForce 8400M GT 地デジ×2 約3.5キロ

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