7月11日は1500人以上が行列をなし、1400人までで当日のiPhone 3Gの購入受け付けが締め切られたソフトバンク表参道。初日に量販店での入手に挑戦したものの、残念ながら購入することができなかった筆者は、iPhone 3Gの販売2日目となる12日に、「3日間iPhone 3Gのみ販売する」と案内されていたソフトバンク表参道に早朝から並ぶ事にした。
筆者が朝6時半にソフトバンク表参道に到着した時には、前日ほどではないにせよ、すでに200人ほどの行列ができていた。その後、各地での売り切れ報道や、土曜日という条件も相まって、列は見る見るうちに成長。「16Gバイト版はブラック、ホワイトともに売り切れ、8Gバイト版のみ販売」との案内があったにも関わらず、9時過ぎにはすでに200メートル先の原宿駅前の歩道橋に到達した。
さすがに2日目とあって、ソフトバンクショップ側も列の裁き方がうまくなっており、列は2列に整然と作られ、ゴミの回収やトイレの案内もスムーズに行われた(ちなみに最寄の公衆トイレは、ソフトバンク表参道から5分ほどの竹下通り奥にある東郷記念館前にある)。また、待っている間に注意事項の説明があったほか、「暑い中ありがとうございます」と冷たいお茶の配布まで行われた。
同じ目的で並んでいるだけあって、一緒に並んでいた初対面の人たちとも話が弾み、意外に退屈せずに待つ事3時間半。いよいよ開店時間の10時を迎えた。2日目も一部のメディアが列に並んでいる人にインタビュー取材を敢行しており、待っている側の気分も高揚してくる。結局筆者の受け付けは11時過ぎに始まった。
筆者は既存の音声端末からの機種変更で購入したので、書類の記入などは必要なく、手続きはスムーズに進んだ。行列に並んでいた際に説明を受けていた注意事項に対して再度確認が行われた後、本人確認、支払方法(口座振替もしくはクレジットカード)の確認を経て、店頭の専用端末で処理が行われていく。
入力事項に間違いがないかどうか、プリントアウトされた用紙で確認し、サインをした後、いよいよiPhone 3Gが入った箱とご対面。と、ここで「お客様ご自身でご開封下さい」と箱とペーパーナイフが手渡された。まるでお菓子の箱のようなビニールがかけてあるのだ。開封後、再び店員の手に渡り、アクティベート作業が行われ、全ての手続きが完了。途中、登録システムが混雑していたらしく、iPhone 3G専用USIMへの電番書き込みに一度失敗するという“予想外”の出来事が発生したが、それでも20分強で全手続きが完了した。
ちなみにアドレス帳のデータは店頭のメモリコピーマシンなどでは行えないので、代わりにWindows PCで使える「携帯メモタツ」というメモリコピーソフトの“試供品”を受け取った。ちなみにこれを使ってデータを転送するためには、別途音声端末とPCを接続するUSBケーブルが必要だ。
その後近くの喫茶店で一服した後帰路に着いたが、すでに数百人は受け付け完了したであろう時間帯にも関わらず、行列は相変わらず駅前歩道橋の前まで続いており、改めてiPhoneフィーバーの勢いを感じたのだった。
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