既報通り、1月28日にアップルは全国のApple StoreにてiLife '09を発売した。1月7日に開催された、Macworld Conference & Expo 2009での1月中の発売という公約が守られた格好だ。ITmediaにほど近いアップルストア銀座でも即日販売が開始され、店頭はにぎわいを見せていた。
アップストア銀座内のMacには、全モデルにiLife '09が導入済みで、多くの人が新機能を試していたのが印象的だ。開店時には20人強の人が店頭に並び、iLife '09のパッケージをはじめ、iLife '09入りDVDメディアが付属したMacBookなどを買っていったという。といのも、現時点でMac製品にプリインストールされているのは従来のiLife '08のままで、iLife '09に切り替わるまで時間差が生じるからだ。本日からiLife '09をプリインストールしたMacが出荷される前にアップルストア店頭でMacを買った場合には、iLife '09の無償DVDメディアがセットになっている。ちなみに、1月7日以降にMac本体を購入したユーザーには、「iLife Up-To-Dateアップグレードパッケージ」が用意される(発送手数料として980円は必要)。
店頭では、iLife '09の新機能を実際に試すことができる。iPhoto '09では、顔認識により画像が自動的に分類されたり、GPSジオタグを埋め込んだ写真とGoogle マップとの連動などを楽しめる。特にiMovieでは、地図アニメーションや手ブレ補正といった新機能を使ったデモムービーを見たり編集が可能で、GarageBandでは音声が日本語化された基本レッスンを受けることができる(有料コンテンツはデモ機に含まれていなかった)。同社では、キーボードによる入力作業もユーザーのストレスであると考え、センスさえあればマウス操作だけで高度な内容の作品を作れるのがウリだ、とアピールしている。
iLife '09の操作環境はIntel CPUまたはPowerPC G5、867MHz以上のPowerPC G4、512Mバイトのメモリ(推奨は1Gバイト)などを搭載したMacintoshで、対応OSはMac OS X 10.5.6 Leopard以降だ。価格は、シングルライセンスが8800円、最大5つのライセンスを含んだファミリーパックが1万800円、Mac OS X v10.5.6 LeopardとiLife '09、iWork '09がセットになったMac Box Setが1万8800円(ファミリーパックは2万4800円)となっている。
店頭では、今週からユニボディ採用の上位機と同じGeForce 9400M採用のNVIDIAプラットフォームに移行した「13インチMacBook White」の展示が始まっており、来店する人の関心も高いという。同製品発表後から問い合わせが多く、11万4800円というMacBookシリーズで最も安価なこともあり、これからの新生活シーズンで人気を集めそうだ。
ほかにもiPod touchやiPod nanoも売れ行きが好調で、前者は32Gバイトや16Gバイトといった容量の大きなモデルの人気が高く、後者は女性層を中心にピンクの指名買いが多いとのことだ。
今週末には、アップルストア銀座の1階で随時iLife '09のイベントが展開される予定で、3階のシアタールームでも各アプリケーションのワークショップが定期的に行われている。体験することで初めてよさを実感できるアップデートが多いiLife '09だけに、気になる人は店頭に足を運んで見てほしい。
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