新型MacBookでWindows XPを走らせた:まずはXPで(1/2 ページ)

» 2008年10月17日 11時50分 公開
[王深紅,ITmedia]

新型MacBookファミリーのボディは魅力的な質感

 10月15日にフルモデルチェンジを果たしたアップルの新型MacBookファミリー。すでに店頭で展示や販売がはじまっているが、ボディの質感はかなりのものだ。1枚のアルミ板から削りだされた「ユニボディ」は、写真で見るより現物のほうがはるかに説得力がある。同社のWebサイトで公開している動画には、実際にアルミから“ユニボディ”を削りだしている風景が出てくるが、同社のデザインチームでトップとなる上級副社長のジョナサン・アイブ氏の「いろいろな意味で、(新型)MacBookは外面よりも内面のほうが美しいほどです」という言葉に思わずうなずいてしまうほどだ。

 ちなみに、アップルジャパンの説明会で液晶ディスプレイ天面部分について確認したところ、キーボード面とほぼ同じ工程で製造しているとのことだった。

パームレスト面とフレームが一体成型になったユニボディ(写真=左)。軽量でありながら剛性感もあり、手でひねってもゆがむことはなかった。外面だけでなく、内面も確かに美しい(写真=中央と右)


 新しく採用された、トラックパッド自体がクリックボタンとなったガラス製のマルチタッチトラックパッドも注目だ。パッド自体が前モデル比で約39%も拡大したほか、システム設定で右クリック操作の設定が可能になり、マルチタッチも従来の3本指から4本指での操作に対応した。

 内部へのアクセス方法も大きく変わった。底面にあるレバーを引くとカバーが取り外せ、バッテリーとHDDベイが現れる。HDDの着脱には工具を使う必要があるが、バッテリーの交換が容易に行えるようになった。代わりに、DDR3対応のメモリスロットは8本のネジを外さなければならなくなったが、それでもユーザーレベルでメンテナンスができるようになっている。

クリックボタンが廃止されてトラックパッドが大型化した(写真=左)。トラックパッドの設定で「副ボタンのクリック」をチェックすると、パッドの左下隅や右下隅を右クリックボタンとして利用できるようになる(写真=右)

底面にあるレバーを引き上げると、HDDベイおよびバッテリーが現れる(写真=左)。HDDは2.5インチのSerial ATAタイプで、アップルストアでは128GバイトSSDのオプションも用意されている(写真=中央)。バッテリー容量は10.8ボルト 45ワットアワーだ(写真=右)

MacBook Proとの比較(写真=左)。ちなみに、MacBook Proのバッテリー容量は10.8ボルト 50ワットアワーだ。カバーの内側にはバッテリー、HDD、メモリの着脱方法が図示されている(写真=中央)。MacBook Proのコネクタ一覧(写真=右)。同社広報によると、スピーカー用の穴もこだわったのでまずは触ってほしいとのこと

こちらは新型のMacBook Air(写真=左)。右側面のコネクタにMicro DVIに代わりMini DisplayPortが搭載された(写真=中央)。同時発売の24型ワイド液晶ディスプレイの「LED Cinema Display」とMacBook Proを接続したところ(写真=右)。ケーブル1本で電源、USB、Mini DisplayPortを接続できるのが特徴だ(※記事初出時、MacBook Airとの表記がありましたが、正しくはMacBook Proでした。おわびして訂正します)

LED Cinema Displayの背面(写真=左)。電源ケーブルは着脱式で、接続ケーブルは本体にじか付けだ(写真=中央)。背面左側にUSB 2.0の端子が3基並ぶ(写真=右)

チップセットも一新されインテルからNVIDIAにスイッチ

GeForce 9400Mでは1チップ構成になった

 さて、前置きが長くなったが、新型MacBookの目玉はインテルのチップセットを改め、NVIDIAの新チップセットを導入したことだ。このGeForce 9400M(NVIDIAではGeForce 9400M G)は、アップルとNVIDIAが協力して開発したというグラフィックス機能統合型チップセットで、GeForce 9100M Gの上位版となる。これまでのIntel GM965 Expressの2チップ構成(ノースブリッジとサウスブリッジ)から1チップになって実装面積が小さくなるほか、3Dの描画性能が従来モデルの約5倍にアップしたとアップルは述べている。ちなみにNVIDIAのWebサイトでは、Intel GM965 Expressではなく、Centrino 2(Intel GM45 Express)との比較で5倍のグラフィックス性能を発揮するとしている(※記事初出時、Geforceの表記に誤りがありました。おわびして訂正します)。

 MacBook自体の使い勝手や、Mac OS Xでの使用感などについてはレビュアーに譲り、ここではWindows環境下でのパフォーマンスをチェックする。まずはWindows XP編だ。

 これまでのBoot Campと同じように、Windows用のドライバ一式はパッケージに付属するDVDメディアの中に入っており、Windowsをインストール後にメディアを挿入すれば一通りの環境ができあがる。サポートするWindowsは32ビット版XP(SP2)とVistaのみで、Boot CampアシスタントにはFAT32パーティションを作成できる上限の32Gバイトがプリセットされているのも、これまでと同じだ。

 今回は試しに2.0GHzのCore 2 Duoを搭載した新型MacBook(MB466J/A)にWindows XP Home Edition(SP3)を導入し、各種ベンチマークテストを行った。次のページでは、ベンチマークテストの結果を見ていこう。

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