バンダイは2月24日、人間関係が計算できる電卓「人間関係計算機」を発表した。誕生日を入力するだけで、誰もが気になる人との相性を計算し、アドバイスしてくれるコミュニケーション玩具。3月28日から全国の雑貨店や玩具店で販売する。価格は2980円。
占星術や心理学、数秘術などを組み合わせ、1年365日の1日1日に込められた特別な意味を導き出すという「誕生日占い」をデータベース化。自分の誕生日を4桁の数字(9月13日なら0913)で入力するだけで性格の傾向を教えてくれる。「これまでもHuman Playerやミライスコープといったデータベース系の玩具を販売してきましたが、50問も質問に答えるのは大変でした。今回の誕生日占いなら4桁の数字で済みます」(バンダイ、プレイトイ事業部の近藤創氏)。誕生日占いのデータは心理・占術研究家として知られる天城映さんが監修した。
占いは1人用だけではない。2人の誕生日で“かけ算”や“割り算”を行うと、恋愛や仕事、友情といった人間関係が計算できる。
例えば恋愛。気になるあの子の誕生日×(かける)自分の誕生日=(イコール)とタイプすると、しばらく計算した後、「イッショに イルト イツモ、ユタカデ ココチヨク ナレル ・100%」などと診断してくれる。2人の相性も数値で示されるため、良い数字が出たら、あるいは良い雰囲気になるかもしれない。
また“引き算”なら、同僚や取引先といった仕事の関係、“足し算”は友情、“割り算”では親戚関係やご近所付き合いといった大人同士の基本的な関係が計算できる。「単なる占いではなく、基本的にアドバイスのようなコメントになっています。例えば仕事関係なら“話し合いを大切に”など、それぞれの傾向から2人がうまくやるにはどうしたら良いかを示してくれます」(近藤氏)。
このほか、友達や同僚の誕生日を入力して「モテ度」や「将来の出世」などをランキングする「ナンデモランキング」やミニゲームなども搭載。一日に1回、よく分からないメッセージを示す「キョウノ『ポツリ』」といった機能も備えた。ちなみに“ポツリ”は、その日の占いではなく、「面白そうなコメントを入れただけ」(同社)。もちろん、モードを切り替えれば通常の計算機としても活用できる。
本体サイズは、60(幅)×122(高さ)×8(厚さ)ミリ。重量は約58.2グラム。電源としてコイン電池(CR2032)×1個が付属する。
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