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ソニー、液晶テレビと一体化するフロントサラウンドシステム「HT-CT500」

» 2009年03月02日 20時04分 公開
[ITmedia]

 ソニーは3月2日、薄型テレビ用のフロントサラウンドシステム「HT-CT500」を発表した。同時発表の“BRAVIA”「W5/F5シリーズ」と組み合わせた場合、まるで一体化したように設置できる3.1チャンネルシステム。6月25日に発売する予定で、価格はオープンプライス。店頭では6万円前後になる見込みだ。

photo テレビ画面の下にフロント/センター一体型のスリムなスピーカーを設置。別体のとAVアンプ内蔵サブウーファーを足下に置くスタイル

 フロント/センター一体型のスリムなスピーカーとAVアンプ内蔵サブウーファーという2ピース構成。フロント/センタースピーカーは、付属の取り付け金具を使い、BRAVIA「W5/F5シリーズ」(52V型、32V型を除く)の本体部分とスタンドの間に固定できる。また、そのほかの薄型テレビと組み合わせた場合でも、テレビラックの上にスピーカーを置くだけの簡単な設置が可能だ。スピーカー背面の穴を使って“壁掛け”にも対応する。

 内蔵アンプはフルデジタルの「S-Master」で、実用最大出力400ワット(非同時駆動、JEITA)。新開発のDSPプログラムでサラウンド効果を大幅に向上させたというソニー独自の「S-Force PRO フロントサラウンド」を採用している。

 HDMI入力は3系統で、新たにDeep Colorをサポート。もちろんHDMI CECを利用した「ブラビアリンク」に対応した。テレビ側でリモコンのシアターボタンを押すだけでシアターシステムに音声出力が切り替わるほか、音量調節や電源のオン/オフ連動も可能だ。またEPG情報を参照してサウンドフィールドを切り替える「オートジャンルセレクター」も搭載。対応するテレビやBDレコーダーとHDMIで接続すれば、映画や音楽など13種のサウンドモードが視聴コンテンツによって自動的に切り替わる。

 そのほかの入力端子は、コンポーネント×2、コンポジット×1、光デジタル×3、同軸デジタル×1など。ファロージャのアップスケーラーを搭載し、コンポーネント端子やコンポジット端子で入力したアナログ映像信号も1080pに変換してHDMI出力できる。またウォークマンから楽曲をデジタル伝送するデジタルメディアポートアダプター「TDM-NW10」を接続する専用端子(デジタルメディアポート)も装備している。

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