伸び悩んでいた薄型テレビ市場に活気が戻った――。
BCNが3月9日に発表した「BCNランキング」に基づく資料では、薄型テレビとデジタルレコーダーが2月に入り、大幅に売り上げを伸ばしているという。2月の販売台数動向では、薄型テレビが前年同月比31.3%増、レコーダーが同28%増と伸長し、販売金額でも薄型テレビ市場は14.3%増、レコーダーも26.9%増の伸びを示した。
画面サイズ別の分析によると、40型台の伸び(前年同月比販売台数53.6%増)が顕著であり、これはここ半年で最高の数値。また、50型台以上の大型についても前年同月比販売台数が31.6%と高い数値を示している。同社では40型以上という大型製品の伸びが、薄型テレビ市場全体を押し上げる原動力になったと分析している。
また、同社では、GDPの減少幅に比べると個人消費の衰退が緩やかであると指摘しており、「特に2011年にアナログ停波を控え、まだ6000万台程度の買い換えが期待されている薄型テレビの需要は、依然旺盛と見ていいだろう」と、しばらくの間、薄型テレビ市場は堅調な伸びを示すだろうとしている。
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