タカラトミーアーツは3月13日、犬の運動量を計測する「うちのわんコのはしゃぎ指数」を発表した。犬の首輪などに装着しておくと、1日の運動量を「はしゃぎ指数」(同社命名)として算出できる、いわば“犬専用の歩数計”。愛犬の健康管理やメタボ予防の目安になるという。
製品化にあたっては、獣医師の遠藤敏之先生とドッグトレーナーの平井和美氏が監修を担当。人間用の歩数計と異なり、上下左右のどの方向に動いても反応するセンサーを搭載した。
「犬は4本足のため、運動量の計測方法も人間とは異なります。細かい揺れまで検知できるセンサーを使って、犬がうなずいたり、ブルブルしたり、とにかく動きを検知すると1アクション。10アクションで“1はしゃぎ”とカウントします」(同社eライフ企画営業部の林英樹係長)。
また、健康維持に必要な運動量は、犬の種類や年齢、個体差などによって大きく異なり、定量的に表示することは難しい。このためはしゃぎ指数では、過去7日間の平均値を“標準活動量”として運動量の目安にしている。「平均値と比較して運動量が足りないと感じたら、犬と散歩に出かけるなど、健康管理に役立ててください」(同氏)。
液晶画面付きの本体は、愛犬のネームタグとしても利用できる。初期設定時に愛犬の似顔絵(32種のアイコンから選択)、名前、生年月日、メモ(自由記述で13文字まで)などを登録しておくと、本体の「自己紹介」ボタンを押すだけでプロフィールを表示。愛犬が迷子になったときはもちろん、「愛犬家同士のコミュニケーションにも活用できるでしょう」(林氏)。
玩具メーカーならではの“お遊び”機能が、「空想アニメーション」だ。本体の「再生」ボタンを押すと、その日に計測した1時間ごとの運動量をもとに、愛犬の行動を“勝手に推測”し、コミカルなアニメーションに犬のコメントを添えて“再生”する。
例えば、はしゃぎ指数が極端に低い朝の時間帯は“睡眠中”。寝ている犬のアニメーションとともに「ふにゃ〜きもちぃ〜」といったゆるいセリフで愛犬の気持ちを勝手に代弁する。運動量の多い時間帯には、画面の中を犬がはしゃぎ回り、ときには珍しい犬の腹筋運動などを目撃することも。もちろん、勝手な空想のため、現実とは異なる場合がある。
エサの時間や散歩に出かけた時間をアニメーションに反映させることもできる。エサの時間は事前に設定が可能で、散歩は出かける際に本体の“散歩”ボタンを押すと、その時間帯を“散歩”と記録する仕組み。「再生時には、愛犬が元気に歩き回ったり、ほかの犬とじゃれ合う姿を見ることができます」(同氏)。空想アニメーションの数は40パターンあり、犬の運動量を4段階に分けて本体が勝手に選択する。
本体サイズは、55(幅)×44(高さ)×16(厚さ、ベルト通しを除く)ミリ。重量は35グラム。CR2032ボタン電池×1個で約1カ月間の使用が可能だ。首輪などに装着するため、マジックテープ付きの専用ベルトが2本付属する。
「うちのわんコのはしゃぎ指数」は4月3日発売予定。「あか」と「みずいろ」のカラーバリエーションがあり、価格は各4725円となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR