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» 2009年03月18日 08時30分 公開

レビュー:動画も静止画も撮りたい欲張りさんへ――LUMIX「DMC-TZ7」 (2/3)

[荻窪圭,ITmedia]

とうとうAVCHDに対応したデジカメになった

 TZ7の一番のトピックは動画だ。ポイントは2つ。ひとつはモードダイヤルから「動画ポジション」がなくなり、そのかわり背面に動画専用のボタンが搭載された。

 静止画と動画の区別がなくなり、いつでも動画ボタンを押せば動画撮影が始まるるし、静止画用のシャッターを押せば写真を撮れるのだ。一部の動画重視デジカメで採用されていた方式がTZ7にもやってきた。マイクはステレオだし、動画撮影中の光学ズームも可能だし、録画時の風音低減機能もある。ただし、動画撮影中に静止画は撮れない。

メニューは静止画用と動画用に分かれている。動画時は撮影モードとして「AVCHD Lite」と「Motion JPEG」を選べる

 もうひとつはHD動画に「AVCHD Lite」を採用したことだ(Motion JPEGかどちらかを選べる)。

側面を開くと、ミニHDMI端子と専用の接続端子(USBもこちらへ)がある。テレビにそのままつなげられる。背面には録画ボタンが親切。いつでもこれを押せば動画を撮ることができる。これは便利

 デジタルビデオカメラで主流となりつつある「AVCHD」だが、本製品に採用された「AVCHD Lite」はその解像度を720pに限定したバージョン。解像度以外は変わらないので、圧縮率は高く、テレビとの親和性もいい。TZ7はミニHDMI端子を持っているのでそのままハイビジョンテレビに接続して動画を鑑賞可能だ。

付属ソフト「PHOTOFunSTUDIO」でAVCHD動画を視聴できる。これは撮影モード別に分類したり顔認識で分類したりとなかなか高機能な画像閲覧ソフトだ

 AVCHD Liteで録画された動画は写真とは別のフォルダ(AVCHDの規格に準じた格納場所)に記録されるので、パソコンに取り込むときは別途AVCHD対応アプリが必要になる。Windowsでは付属する「PHOTOFunSTUDIO」を使う。Mac OS Xの場合は、iMovie 09でカメラから(あるいはカードリーダーから)AVCHD Liteの動画を読み込めた。WindowsでもMacでも、AVCHDに対応したアプリならそのまま使えると考えていいかと思う。

 AVCHD Liteのクオリティは3種類。SHは17MbpsだがLに落とすと9Mbpsとなる。Lモードなら4GBのSDカードに約1時間の記録が可能だ。もちろん動画中の光学ズームも可能だし、録音はステレオ。ビデオカメラでは難しい25ミリ相当という超広角の動画も簡単に撮れる点に要注目だ。

 超広角から望遠まで1本で済んで、コンパクトで、しかもビデオカメラとしても使えるという極めてお得な1台である。本格的なフルHD動画は撮れないが、旅行に持っていくコンパクトデジカメを1台だけ選べといわれたら、広角も望遠もハイビジョン動画も撮れるTZ7が筆頭になろう。

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