セガトイズは7月6日、リアルなペットロボット「夢ねこヴィーナス」を発表した。2006年に発売され、累計11万台を販売した「夢ねこスマイル」のグレードアップ版。価格は1万500円で、7月30日に発売する予定だ。
住宅環境やアレルギーなどの理由で“ペットを飼いたくても飼えない”人たちのために開発されたロボット。「子どもだけでなく、猫好きの大人にも満足してもらえるよう、ポーズや動き、外観などを追求した究極の疑似ペット」(同社)という。
モデルは、人気の猫種「ノルウェージジャンフォレストキャット」。ひざの上や胸に抱いてかわいがることを想定し、寝ている姿のポーズを採用した。稼働個所は、耳、目、口、左手、上半身など。目はまばたきし、口は鳴き声と連動して動く。また、左手で顔を洗うしぐさをしたり、ごろんと上半身をひねって寝ころぶ動作を再現できるという。センサーは5カ所。額にフォトセンサー、後頭部や左ほほ、胸、背中の4カ所にタッチセンサーを内蔵している。
外形寸法は、490(幅)×230(高さ)×240(奥行き)ミリ。電源には単二形乾電池4本を使用する。対象年齢は4歳以上。
セガトイズでは、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授の指導のもと、疑似ペットが人の脳に与える効果を測定した。これによると、過去にペットを飼育していた人や犬好き/猫好きの人に「夢ねこヴィーナス」および「夢いぬDX ゴールデンレトリバー」で遊んでもらったところ、脳(前頭葉)の活性化が得られることが認められたという。「これらの脳活性化効果は、筆記の計算問題を解いたり、能力トレーナーと同等の結果。気軽に楽しくペットロボットと遊ぶことで、脳活性効果、つまり脳を衰えさせない機能の向上があり、脳の老化防止に役立つ」としている。
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