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動画対応のFXフォーマット最上位機、ニコン「D3S」

» 2009年10月14日 14時12分 公開
[ITmedia]
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 ニコンは10月14日、ニコンFXフォーマットの最上位製品となる、デジタル一眼レフカメラ「ニコン D3S」を11月27日より販売開始すると発表した。価格はオープン。「ニコン D3」の基本性能を踏襲しながら、高感度/低ノイズセンサーによって常用ISO感度を200〜12800までに拡大させたほか、動画撮影機能「Dムービー」も搭載した。

photo 「ニコン D3S」(AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED 装着時)
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 搭載する撮像素子は有効1210万画素の“ニコンFXフォーマット”センサー(実サイズは36×23.9ミリ)。FXフォーマットの視野率100%モデルでは初となるイメージセンサークリーニング機能を搭載しており、4種類の共振周波数でローパスフィルタに付着した汚れをふるい落とすことができる。D3と同様、DXフォーマット(23.6×15.8ミリ)や、「5:4」(30×24ミリ)に準じた撮影範囲に変更することも可能で、新たに「1.2×」(30×20ミリ)も用意された。

 Dムービーは撮影した動画から1コマをJPEGとして切り出す切り出し機能や、終点と始点を指定しての簡易編集機能も用意されている。また、「高感度動画撮影モード」では最高ISO 102400相当の超高感度撮影が可能だ。外部ステレオマイクでの録音にも対応する。

 連写はFXフォーマット時で9コマ/秒、DXフォーマット時で約11コマ/秒。操作性の向上を図るため、専用のライブビューボタンや撮影情報の確認などが容易になるインフォボタンが独立して配置された。静音撮影モードも用意されている。

photo AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G装着時

 AFはD3と同様の51AFポイントを持つ「マルチCAM3500FXオートフォーカスセンサーモジュール」で、中央部の15点は装着したレンズの階調 F値がF5.6までクロスセンサーとして機能する。AEセンサー「1005分割RGBセンサー」で被写体の色や輝度などを分析、AE/AF/AWBに反映する「シーン認識システム」も同じく搭載する。「アクティブD-ライティング」はオート/より強め/強め/標準/弱めの5段階設定が可能で、効果の異なる5枚を撮影した後に選択できるブラケティング機能も搭載されている。

 記録メディアはコンパクトフラッシュで、スロットを2基備えるデュアル構造。1枚がフルになったら次へ記録する「順次記録」のほか、2枚のカードへ同時記録する「バックアップ記録」、2フォーマットのファイルをそれぞれのカードへ同時記録する「RAW+JPEG分割記録」といった保存が可能だ。サイズは159.5(幅)×157(高さ)×87.5(奥行き)ミリ、1240グラム(本体のみ)。

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