「仮面ライダーW(ダブル)」は、USBメモリに似た「ガイアメモリ」を使って変身する。それを本当のUSBメモリにしてしまったのが、バンダイの「ガイアメモリ USB ver.」だ。2Gバイトの容量を持つ、実用的なコレクターズアイテムである。しかも「変身ソフト」入り。
銀の箔押しで仕上げた高級感漂うパッケージには、バッファロー製のUSBメモリ1本と6種類の「ガイアメモリユニット」が収納されている。ガイアメモリユニットは上下2つに分割できて、この中にUSBメモリを入れる、いわば“ガイアメモリ型ケース”だ。USBメモリとして使えるのは6本のうち1本ということになるが、バッファロー製USBメモリだけを追加購入することができるほか、市販のバッファロー製品にもぴったり収まるものがあるという。
さて、「変身ソフト」は、仮面ライダーWの「フォームチェンジ」をデスクトップで再現してくれる。起動すると、まず画面に3つのボディメモリ(ジョーカー、メタル、トリガー)とソウルメモリ(サイクロン、ヒート、ルナ)が現れ、それぞれ1つを選択。すると「ダブルドライバー」(変身ベルト)に装着され、勇壮な効果音とともに「ヒート!」「メタル!」と、あの“立木ボイス”が響き渡る。その様子は動画で確認してほしい。
変身ソフトの楽しみ方は人それぞれだが、バンダイによると「仕事中の気分転換にいい」という。確かに、仮面ライダーWは、ドーパント(怪人)と戦っている最中でも、状況に合わせてガイアメモリを入れ替え、体の色から武器、得意技まで変えることができる。この変わり身の早さと柔軟な対応は、日々の仕事に追われるビジネスマンもあやかりたいものだ。
例えば上司に呼び出された時は、「サイクロンジョーカー」にフォームチェンジする(=肉弾戦向き)。クレーム処理には、防御力に秀でた「メタル」中心の組み合わせがオススメだ。最適な場面でフォームチェンジを行えば、スピーカーから鳴り響く立木ボイスがあなたの“気持ちの切替”を強力にサポート。良い方向へと導いてくれる、かもしれない。
そして大事な合コンの前には、一発必中の「トリガー」メモリでフォームチェンジ。さらに神秘の力を持つという「ルナ」メモリと組み合わせれば、奇跡が起きるかもしれない。さあ、おまえの罪を数えろ。
(※あくまでも利用者の感想であり、効能ではありません)。
さて、画面に登場した仮面ライダーWは、そのままのフォームでUSBストレージのアイコンになる。実はこのアイコンにもギミックがあり、何かファイルを入れると、再び仮面ライダーがフォームチェンジするのだ。ただし、USBメモリをPCに接続した時と違ってガイアメモリを指定できないので、ライダーのフォームチェンジはランダムだ。
欲をいえば、必殺技を発動させる「マキシマムドライブ」も用意してほしかったところ。マキシマムドライブに「ジョーカー」を入れると、仕事を倍のスピードで処理できそうな気がするのだが……。
「ガイアメモリ USB ver.」は12月発売予定で、価格は6980円。バンダイの直販サイト「プレミアムバンダイ」で購入した場合に限り、オリジナル特典として「ガイアメモリマーク 特製デコメタ」が付いてくる。
デコメタは、ニッケルをエッチング加工したメタル素材のデコレーションシールで、通常のデコシールとはひと味違う高級感が魅力だ。しかも非売品のガイアメモリマーク6種類が一度にコンプリートできるという。数量限定のため、欲しい方はお早めに。
バンダイでは、「ガイアメモリ USB ver.」の第2弾として、劇中でドーパント(怪人)が変身するために使用するガイアメモリを開発しているようだ。
写真は取材中のカメラがとらえたモックアップ。有機的なデザインに「N」の文字が読み取れる。発売時期や価格は未定という。
街に怪しいガイアメモリが出回り始めたら、それはきっと、ミュージアムかバンダイの仕業だ。
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