ソニーは1月18日、デジタルカメラ“サイバーショット”の新製品として「DSC-TX7」「DSC-HX5V」を3月5日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はいずれも4万5000円前後。
いずれも近接無線技術「TransferJet」に対応し、対応製品へ撮影した写真や映像を転送できる機能を備えた。別売のTransferJet対応メモリースティック「MS-JX8G」を装着すると、ケーブル接続やメモリーカードの差しかえなしに、撮影データを転送できる。TransferJet対応製品としてはUSBクレードル「TJS-1」のほか、VAIOについても春モデルで対応モデルを用意する。また、MS-JX8Gを装着した対応サイバーショット同士で撮影データをやりとすることもできる。
両モデルともに撮像素子には1/2.4型 総画素1060万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載。AVCHD形式の1920×1080ピクセル/60i/17Mbps フルハイビジョン動画が撮影できる。AVCHDでの撮影モードとしては、1440×1080ピクセル/60i/9Mbpbsの撮影モードも用意されるほか、MP4形式での撮影モードも1440×1080ピクセル/30p/12Mbpsと、1280×720ピクセル/30p/6Mbps、640×480ピクセル/30p/3Mbpsと用意される。
レンズはそれぞれ異なり、カードタイプの「DSC-TX7」はカールツァイス“バリオ・テッサー”35ミリ換算25〜100ミリの光学4倍ズームレンズ、スタンダードな外観の「DSC-HX5V」はソニー“Gレンズ”35ミリ換算25〜250ミリの光学10倍ズームレンズを搭載する。DSC-HX5Vにはワイド側の手ブレ補正角度を約10倍とした光学式手ブレ補正モード「アクティブモード」を搭載、歩きながらの動画撮影といったシーンでも威力を発揮する。
また、DSC-HX5Vのみの特徴としてGPSとコンパス機能を搭載。撮影した静止画/動画ファイルに位置情報と方角情報を同時に記録することができる。付属ソフトウェア「PMB(Picture Motion Browser」も位置情報付きファイルの取り込みに対応した。GPSについては先日発表されたハンディカム「HDR-CX550V」などど同様、PC接続時に衛星の軌跡データをインターネット経由で事前取得することで位置計測時間を短縮させる機能を備えている。
背面液晶はDSC-TX7がタッチパネルの“エクストラファイン液晶”で、サイズは3.5型(約92万画素)。DSC-HX5Vが3型(23万画素)の“クリアフォト液晶”となっている。メディアスロットはSD/メモリースティックの両対応となっている。
そのほか、1回の撮影で露出の異なる2枚の写真を撮影してカメラ内で合成、白トビ/黒ツブレの抑えた写真とする「逆光補正HDR」機能などを備えるほか、DSC-TX7は“Party-Shot”「IPT-DS1」と組み合わせた際に撮影タイミングをParty-Shot側が教えてくれる「オーダー撮影」機能を利用できる。
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