タッチパネルを使った機能としては、さらに「タッチショット」機能を搭載。画面の任意の場所にタッチするとその場所にピントが合う機能で、従来から搭載されている機能だが、相変わらず「タッチショット」モードに変更しないと使えない。タッチパネルを前面に押し出した機種だけに、ここはデフォルトでオンにしてほしい。
ほかに撮影モードとして「SP」(シーンポジション)を搭載しており、その中で面白いのが「ペット検出」モードだ。このモードでは犬と猫、それぞれに対して、正面の顔を検出してピントを合わせてくれる。
基本的には正面を向いた犬猫の顔が検出される。オートシャッターも用意されており、犬猫の正面の顔が検出されると自動的にシャッターが切れる。動き回る犬猫をきれいに押さえてシャッターを切るのはなかなか難しいが、このモードを使えば、カメラを構えながらペットを呼んでカメラに向かせることに集中しておけば、カメラが自動的に撮影してくれる。
こうして撮影された犬猫は、先述のピクチャーサーチで犬、猫で分類され、検索しやすくなっている。
検出は比較的正確で、犬猫がカメラの方を向いたら、人間の顔のように顔検出枠が表示される。そのままシャッターボタンでシャッターを切ってもいいし、セルフタイマーを設定していると、一拍おいてからAFが自動で動作してシャッターが切れる。
AF合わせの時間が必要なのとシャッターが切れるまでに一拍あるので、100%の確率で正面を向いた顔が撮れるわけではないが、試してみると意外に健闘している印象。さすがに動き回る小型犬のような動きの速い場面では難しいが、ひとまずカメラを構えておくだけでいいので、数多く試すと良さそう。ただ、セルフタイマーにセットしていても、一度撮影するたびに解除されてしまうのが気になった。これが解除されなければ、ずっとカメラをペットに向けておけば、自然に何枚も写真が撮れ、ベストショットを選びやすかったように思う。
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