「南国みかん みけねこ農協」と書かれた箱は、横にバーコードや“取扱注意”と書かれたマークが入っている。上部にはコインをセットするための「おさらスイッチ」が搭載されており、魚の骨のデザインになっている。ちなみにブルドッグの場合は魚の骨ではなく、動物の肉の骨となっている。
この「おさらスイッチ」は押し込み式のボタンになっていて、底面の電源スイッチを入れた上でここにコインを置き、指で押すと、箱のフタが上にパカッと開いて中から猫が現れる仕組みだ。
中から頭を出した子猫は、片手を出して「おさらスイッチ」の上にのせたコインを手前にたぐり寄せ、箱の中に落とす。そして落とした瞬間、すぐにフタが閉じて猫は頭を引っ込めてしまう。フタが開いた状態でも猫は頭部をすべて出すわけではなく、隙間からわずかに顔をのぞかせるだけだ。その奥ゆかしさがなんともかわいくて癒されてしまう。
ちなみにコインの回収アクションには子猫の鳴き声も付いており、まず「おさらスイッチ」を押した時点で「ニャン」と一声上げて、コインを中に入れてフタが閉まったタイミングでもう1回「ニャ〜ン」と鳴く。この声がまたベタベタの猫なで声で、猫好きは「も〜タマラン!」となるはずだ。
また、「おさらスイッチ」を押すとすぐにフタが開いて、そこから手が動くまでにほんの一瞬、間が開くのだが、この“間”が短くもなく長くもなく絶妙で実にイイ。これら一連のアクションの小気味よさが本製品の魅力といっていいだろう。けっして凝った動きではないのだが、鳴き声のかわいさと相まって、ついつい何回も「おさらスイッチ」を押してしまう。
コインをのせなくても「おさらスイッチ」を押しさえすれば猫は見られるのだが、猫がコインを中に落とすと、「チャリン」といい音が鳴るので、お金を貯めているという充実感も得られるはずだ。いっそのこと、「おさらスイッチ」になんらかのセンサーでも仕込んでおいて、コインをのせない限りスイッチを押しても動物が出てこないようにしても良かったかもしれない。そうすれば、きっと子猫や子犬を見たさに毎日こまめにコインを入れたくなり、さらに貯金に励む気になれるだろう。
とにかく、この「いたずらBANK」は貯金に楽しみを与えてくれるユニークな商品だ。子犬や子猫の鳴き声に癒やされながら、毎日楽しく貯金に励んでいただきたい。
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