驚異の3Dスペクタクルに世界中がわいたSF超大作「アバター」が4月23日にBlu-ray Disc化。BDとDVDの2枚セットで価格は4990円。特典映像は収録されていない。なお、今回は2Dバージョン本編のみで、3Dバージョンの発売は未定とのこと。
舞台は22世紀。人類は地球から遠く離れた衛星パンドラでアバター計画に着手していた。戦闘により下半身不随になった元海兵隊員ジェイク(サム・ワーシントン)のもとに、大企業RDAからこのプロジェクトへの参加要請が届く。それは、高価な鉱物「アンオブタニウム」を採掘するため、先住民ナヴィを立ち退かせるというものだった。人間とナヴィの遺伝子を組み合わせたアバターに人間の意識を送り込んで、ナヴィと交渉するというこの計画。当初はジェイクの双子の兄が参加していたが、彼が不慮の事故を遂げたため、同じDNAを持つジェイクに白羽の矢が立ったのだ。
第二の肉体を得たジェイクは脚を自由に動かす喜びを知り、さっそくナヴィの森へ。そこで獣に襲われたところをナヴィ族長の娘ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)に助けられる。彼女からナヴィの文化を教わるにつれジェイクは彼らに共感し、人間を敵視していたナヴィたちも次第に心を開き始める。ジェイクはパンドラの資源を巡る人間とナヴィの戦いに苦悩するが……。
「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督が構想14年、4年の歳月、3億ドル以上の製作費をかけた渾身(こんしん)の1作。公開前からかなり話題になっていたが、日本では昨年末の封切り以来、ダントツの興収チャート1位の座をキープし続け、興収100億円を軽々と突破。さらに不滅の大記録といわれていた「タイタニック」の全世界興収記録までも更新してしまった。アカデミー賞では9部門にノミネートされ、「ハート・ロッカー」の元妻キャスリン・ビグローに完敗したものの、撮影賞、美術賞、視覚効果賞の技術部門は受賞。
自然破壊を繰り返す人間たちの懲りないアホさ加減を皮肉っぽく描くという、ストーリーはいたってシンプル。しかし、そこはエンタメ王キャメロンのこと、アクションからロマンス、サスペンスまで見せ場たっぷりで、最後まで息もつかせない面白さ。パンドラの生い茂る密林には獰猛な動物や翼竜、地球にはない多彩な植物が生い茂り、大自然に息づく生命の豊かさを感じられる。
これだけのハイレベルな映像と物語をあわせもった作品には、なかなかお目にかかれない。コアユーザーにとっては物足りない仕様だが、3Dバージョンや特典満載の完全版が発売されるまでは、まずはこの2Dバージョンで映画の未来を切り開いたエンタメ作品を楽しんでほしい。
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