2010年といえば「ガンプラ30周年」。JR東静岡駅前に実物大ガンダムが立ち、来週には東京ビッグサイトで「ガンダムSUPER EXPO」が開幕するなど、盛り上がりを見せている。しかし、もう1つ重要な30周年があった。「ドンジャラ30周年」である。

先月の東京おもちゃショーで展示された初代「ドンジャラ」。1980年は、西側諸国がモスクワ五輪への参加を見送り、イラン・イラク戦争が始まるなど、国際情勢が不安定な年だった。流行語は「ナウい」など。原宿ではタケノコ族が踊っていた(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日ドンジャラは、麻雀をモチーフとした“絵合わせゲーム”の1つ。同じ色や同じ絵柄のパイを3枚ずつ集めて役や得点を競うテーブルゲームで、1980年に当時のポピー(後にバンダイに吸収)が発売すると、大人気分で卓を囲む子どもたちが急増した。
ドンジャラ30周年の記念イベントとしてバンダイが企画したのが、至高のプレーヤーを決める「日本一決定戦」。9月中旬から全国6都市で地区予選大会を行い、勝ち抜くと11月7日に池袋のサンシャイン60噴水広場で行われる決勝大会に参加できる。
決勝大会の優勝者には、「最強のドンジャラ王」の称号とともに、10万円ぶんの旅行券、および激レアアイテム「金のドンジャラ」が与えられる。また、地区予選の参加者全員に「30周年オリジナルオールマイティパイ」をプレゼントするという。ちなみに「金のドンジャラ」の素材は不明だ。
エントリーは、5歳から小学生までのお子さんと保護者の2人1組が条件。地区予選を勝ち抜いた場合、決勝大会への交通費は主催者持ちになるため、西日本の方なら、車窓から静岡ガンダムを眺めつつ、東京見物としゃれこめるだろう。腕に覚えのある方は、お子さんを誘って是非どうぞ。
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