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ヤマハ、Soavo直系のフロア型Hi-Fiスピーカー「NS-F500」など4製品を発表

» 2010年08月30日 21時01分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは、フロア型スピーカー「NS-F500」など4種のスピーカーシステムを発表した。ピュアオーディオ再生に照準を絞ったHi-Fiスピーカーでありながら、同時発表のサブウーファー「NS-SW500」やブックシェルフ型「NS-B500」、センタースピーカー「NS-C500」とは音質と外観を統一。組み合わせてサラウンドシステムに発展させることもできる。

photo 「NS-F500」(中央)とブックシェルフ型の「NS-B500」(左)、サブウーファー「NS-SW500」、センタースピーカー「NS-C500」(右)
型番 概要 希望小売価格(1台) 発売時期
NS-F500 フロア型 ブラック 5万5650円 10月上旬
NS-SW500 サブウーファー ブラック 5万5650円 10月上旬
NS-B500 ブックシェルフ型 ブラック 2万4150円 10月上旬
NS-C500 センタースピーカー ブラック 3万6750円 10月上旬

photo NS-F500の断面図

 NS-F500は、とくにヴォーカル帯域の音質にこだわって開発された3Wayフロア型スピーカー。技術コンセプトを上級機の「Soavo」(ソアヴォ)シリーズから受け継いでいる。例えば、キャビネット作りにおいては、強度の要となるすべての角部分をくさびの原理で結合する「総三方留め構造」に加え、Soavoシリーズのために開発された「スラントパーテーション」や「バーチカルラダー補強」を採用。音の響きと静けさを巧みにコントロールするという。

 外観は、ピアノフィニッシュとブラック木目調を組み合わせた「ナチュラル&モダン」なデザイン。前面バッフル全体をヤマハ製グランドピアノと同等の黒鏡面仕上げとし、ブラック木目調と組み合わせた。平行面をなくした台形フォルムは、キャビネット内の定在波や表面の回折現象を抑え、音をクリアに聴かせる。サランネットは脱着式だ。

 スピーカーユニットには、専用設計の新型A-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)16センチウーファーおよび13センチミッドレンジ、またアルミマグネシウム合金製ドーム振動板を使った新型のDC-ダイヤフラム方式3センチドームツィーターを採用。各ユニットに非防磁型の磁気回路などにより、「Soavoシリーズ直系の高解像度と透明感、奥行きのある音場感にくわえ、いつまでも聴いていたくなる心地よさ、耳当たりの良さを追求した」(同社)。

 外形寸法は、224(幅)×981(高さ)×349(奥行き)ミリ。重量は19.1キログラム(いずれも1本)。4メートルのスピーカーケーブルが付属する。

photophoto NS-F500は、背面にバスレフポートを備えている(右)

 合わせてリリースされた、サブウーファー「NS-SW500」もSoavoシリーズ直系。「Soavo-900SW」のフロントファイアリング型(前方放射型)を採用したピュアオーディオ用の設計として、ヤマハ独自のA-YSTII方式の重低音再生技術と組み合わせた。搭載ユニットは25センチコーン型。内蔵アンプは250ワットとなっている。外形寸法は、380(幅)×368(高さ)×420(奥行き)ミリ。重量は18.5キログラム。サブウーファー用のピンケーブル(5メートル)とシステム接続ケーブル(5メートル)が付属する。

 ブックシェルフ型の「NS-B500」とセンター用の「NS-C500」は、上記の「NS-F500」および「NS-SW500」と組み合わせての使用を想定したラインアップ。いずれも12センチコーン型ウーファーと3センチアルミドームツィーターによる2Way密閉型。音質と外観デザインは統一されている。

 NS-B500の外形寸法と重量は、190(幅)×284(高さ)×177(奥行き)ミリ、約3.5キログラム。一方のNS-C500は、445(幅)×158(高さ)×159(奥行き)ミリ、4.7キログラムとなっている。

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