東京都墨田区に建設中の「東京スカイツリー」で10月13日、ライトアップ用LED照明器具の試験点灯が行われた。試験は2時間半というわずかな時間だったが、東京スカイツリーが初めて淡い光を発して、美しい塔身を照らし出した。
試験点灯は、照明器具の色合いや性能などを調べるために行われたもので、スカイツリーの西側(浅草方面)の一部を51台のLED照明器具で照らし出した。開業後は、約2000台のLED照明を用いて「粋」(いき)と「雅」(みやび)と名付けられた2つのパターンが1日ごとに現れる予定。今回の点灯試験では両方の発光パターンを見ることができた。
「粋」は、隅田川の水をモチーフとした淡いブルーを基調としたデザインで、一方の「雅」は、江戸紫をテーマカラーとして、金箔(きんぱく)のようなきらめく光をバランス良くちりばめるという。
東京スカイツリーは、2011年春の開業を目指して建設中。現在の高さは488メートルで、年内には500メートルを超える予定だ。完成すると、電波塔としては世界一の634メートルになる。
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