ソニーは3月25日、ポータブルナビゲーションシステム“nav-u”の新製品として、ミドルクラスにあたる「NV-U77VT/U77V」、およびエントリーモデル「NV-U37」の情報を公開した。価格はオープンプライスで、NV-U77VTは5万5000円前後、FM VICSなしのNV-U77Vが4万5000円前後、NV-U37は3万7000円前後になる見込みだ。ただし、震災の影響で一部部材が入手できず、現時点では3モデルとも“発売日未定”となっている。
NV-U77VTは、「NV-U76VT/U76V」の後継機。静電式タッチパネル搭載の4.8型液晶や8Gバイトメモリーといった仕様はそのままに、最新の地図情報(2010年4月締め)や走行ログの12時間連続記録といった機能を追加した。また自車位置表示の精度向上や検索時間の短縮、スクロール速度の向上など各部をブラッシュアップしている。
本体サイズは141(幅)×88.5(高さ)×17.5(奥行き)ミリ。重量は約255グラム。クレードル、シガー電源コード、ACアダプターなどが付属する。
一方のNV-U37は、「NV-U35」の後継となるマルチユースタイプだ。3.5型液晶パネルを採用したコンパクトなボディーに屋外でも見やすい半透過液晶を搭載。IPS5相当の防滴性能を持ち、アウトドアでも天候を気にせずに使える。
液晶パネルの変更により、バッテリー駆動時間も延びた。「太陽光を取り入れる半透過液晶は、外が明るいほど見やすい。バックライト輝度を落とすことで、液晶オンでも約9時間というバッテリー駆動時間を実現した」(同社)。また今回からUSB給電器からの充電も可能になった。
内蔵メモリーは8Gバイトで、最新地図情報を搭載。新機能としてオービス案内を加えたほか、サイクリングに便利な「自転車ナビ」、登山にうれしい「アウトドア地図」(地形図)が加えられた。「自転車ナビ」では、こう配がゆるい道を優先する「楽ラク」、幹線道路を優先する「大通り」、逆に幹線道路を回避する「裏通り」など、好みやシチュエーションに合わせたルート探索が行える。また標高データを使ってルート探索時に標高推移をグラフ表示する機能も備えた。
地形図は、国土地理院発行の2.5万分の1地形図を搭載。日本各地の人気エリアをプリインストールしているほか、ソニーのWebサイトから必要な地形図データをダウンロードして、メモリースティックデュオ経由でnav-uに転送することもできる(無料)。
本体サイズは、112(幅)×79(高さ)×19.7(奥行き)ミリ。重量は約182グラム。クレードル、シガー電源コード、ACアダプター、キャリングポーチなどが付属する。
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