ITmedia NEWS >

失敗しない小型LED電球の選び方(3)日立アプライアンス「LDA7L-E17」節電体質の家にしよう、E17口金編(2/2 ページ)

» 2011年05月31日 17時24分 公開
[橘十徳,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 まず洗面所では白熱灯(40ワット)と比較している。なお、この洗面所は鏡に近い場所にあるE17口金の照明とは別に、もうひとつメインとなるE26口金の照明が入口付近に付いている。今回の撮影ではE26の照明は点灯させずに、E17だけを点灯した状態で比較した。

洗面所。左は25ワットのレフランプ(白熱灯)、右が「LDA7L-E17」

 写真では分かりにくいが、全長が長いのでグローブの先端が少し飛び出しているのが気になる。白熱灯に比べて明るさは完全に上回っており、メインライトを消してこのライト単独でも不満はない。色味は適度に黄色く、温かみを感じられる。光の広がり方も十分だ。

和室。左は25ワットの白熱灯、右が「LDA7L-E17」

 次は和室で木製スタンドに取り付けてみた。比較に使ったのは白熱灯の25ワットタイプだ。白熱灯には及ばないものの、他社のLED電球に比べると下部に回る光が多く、自然な広がりが感じられる。影と光の境目がくっきりと出ずに、ぼんやりと柔らかい線になっているので、このような使い方には適している。

 この木製スタンドは上から見ると光源が直に目に入るのだが、光源を直視しても他社製品に比べてまぶしさが少ない。これも「ビッグカバー」の恩恵によるものだと思われる。

洋室。左は40ワットレフランプ(白熱灯)、右が「LDA7L-E17」

 最後に洋室のテレビの裏を照らす間接照明として使ってみた。比較に使用したのは白熱灯の40ワットタイプだ。白熱灯に比べると少し明るめだが、雰囲気はなかなかいい。ラックの影が柔らかく出るので、間接照明には適していると思う。

柔らかい光は魅力だが消費電力の高さが課題

 サイズが大きいので取り付ける照明器具との相性はよく確かめたほうがいい。とくに洗面所のダウンライトでは、グローブの径が太いので取り付けと取り外しがかなりやりにくかった。

 色味は黄色っぽいが和室などによく合う落ち着いた色合いである。また、ビッグカバーの採用により影が柔らかく出るのもこの製品の大きな魅力だ。

 ただし消費電力は今回紹介する中で最も大きい7ワットで、この点は惜しい。また、価格が高めなのもマイナス要素だ。この2点が理由で少々手を出しにくい製品ではあるが、他社にはない強い個性を持ったLED電球であり、間接照明などの用途におすすめだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.