それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回はトイレ・廊下・リビング(和室)・リビング(洋室)4パターンで電球形蛍光灯と比較した。比較に使ったのはパナソニックの「パルックボール スパイラル 60形(昼光色)」で、全光束730ルーメンというスペックだ。
あまりにも明るくて天井や壁が白く飛んでいる。さすがにトイレにはオーバースペックだ。光色は昼光色としては青みが少なく、すっきりした白さだ。
廊下でも明るすぎてかなり不自然だ。しかし、フローリングの木目がくっきりと鮮やかに出て、清潔な感じに見えるため、色味としては一般家庭にも合いそうだ。階段の吹き抜けなど、広いスペースには適していると思う。
電球形蛍光灯に比べると圧倒的な明るさで、天井や壁の隅々まで光が行き渡っている。青っぽさも少なく、涼しげでさわやかな雰囲気だ。
テーブル上はライトの直下にあるため、少し明るすぎる気もする。フルーツの表面は白っぽく見えて、みずみずしさに欠ける。
ここでも電球形蛍光灯と比べて圧倒的に明るい。廊下と同じく床の木目がきれいに出ており、夏場はリビングを涼しい雰囲気に演出してくれるだろう。明るさには余裕すら感じるので、ソファーに座って読書を楽しむこともできる。
エクスレディアの最新モデルには、全光束が1540ルーメンという「X17-CJ」という製品があるが、ネット通販では約9000円の値が付いている。それに対して全光束1300ルーメンのX15-CJは5000円弱と、値段にかなり差がある。明るさでは最上位機種に劣るものの、他社と比べれば十分な明るさだし、コストパフォーマンスを考えるとX15-CJは有力な選択肢になるだろう。
広いリビングを明るく照らしたい場合などには最適なLEDライトだが、ひとつ注意すべきなのはそのサイズ。前述したように白熱灯に比べるとかなり大きめなので、取り付ける照明器具に干渉しないかどうか、事前に十分確認する必要がある。
その圧倒的な明るさも魅力だが、色味も昼光色にしては青みの少ないさわやかな色合いなので、店舗照明だけでなく家庭でも十分使えると思う。3年保証も他社にはない魅力だし、ほかのメーカーにはないユニークなLED電球として注目の1本である。
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