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あなた以上に掃除します さらに賢い「ルンバ」新モデル漆黒のルンバも出た

» 2011年09月14日 19時42分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 米iRobotは9月14日、全自動ロボット掃除機「ルンバ」の新製品「700シリーズ」を発表した。カラーリングと付加機能の異なる3製品をラインアップ。国内ではセールス・オンデマンドを通じて10月7日から販売する。

国内でルンバを販売するセールス・オンデマンドの木幡民夫社長が新シリーズを披露

 2002年に登場したルンバは、世界50カ国で500万台以上を販売している家庭用自律型掃除ロボット。国内でも2002年に販売が開始され、累計出荷台数は35万台を超えている(2004年から現在までの集計)。

 700シリーズは、全モデルで自動充電機能やスケジュール機能を搭載したほか、バッテリー寿命も従来モデルの約1.5倍に延びた。そしてなにより、状況判断が素早くなったという。

 掃除中のルンバは、数十個のセンサーで室内の情報を収集し、「人工知能 AWARE」と呼ばれる処理回路で毎秒60回以上も状況判断を行う。そして40以上の行動パターンから最適な動作を選択、素早く実行に移す。例えば、いすの脚にあたったら、即座に方向転換して脚のまわりを掃除し始める。「従来との違いをロボットに例えるなら、ロボコップと鉄腕アトム。700シリーズはアトムのように素早く判断し、すぐに行動に移す」(セールス・オンデマンド、製品企画室の中西良成室長)。


 床をきれいにする仕組みも変わった。これまでのルンバは、特徴的なエッジクリーニングブラシでゴミをかき出し、底面のデュアルブラシで本体にかき込み、吸い取る仕組みだった。「どちらかというとブラッシングがメインで、吸い込みはアシスト的な位置づけだった」。対して700シリーズでは、かきこみながら吸引する「エアロバキュ」として、より確実にゴミを取り除くという。もちろん、室内の同じ場所を平均4回も通って念入りに掃除するのは従来機と同じ。「人にはまねできない、ていねいな掃除」(中西氏)。

「エアロバキュ」の概要

 ラインアップは、カラーリングと付加機能が異なる3種類。赤外線センサーの有無や、ごみが一杯になったことを知らせる「ゴミフルサイン」、複数の部屋を順番に掃除する「ライトハウス機能」といった違いがある。最上位モデルの「ルンバ780」は、これらをすべて備えたうえ、タッチパネル操作にも対応した。

左から「ルンバ760」「ルンバ770」「ルンバ780」

機種名     ルンバ760         ルンバ770         ルンバ780    
ゴミセンサー ○(ダブル)
ゴミフルサイン なし
ライトハウス機能 なし
操作パネル ボタン式 タッチパネル式
実売想定価格 6万4800円 6万9800円 7万9800円

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