10月7日より、東京・有楽町にある東京交通会館にて「ハイエンドショウトウキョウ2011」が開催されている。今年で15回目の開催となるこのイベント、その名のとおり「高級ピュアオーディオ製品」の展示やデモンストレーションがメインとなっているが、近年の傾向に則してか、PCオーディオやヘッドフォンなどの姿も多く見られ、幅広い層から注目を集めている。10月9日(日)まで行われているので、高級オーディオ製品に興味がある人や、PCオーディオを始めてみようという人は、ぜひ会場に足を運び、実際のサウンドをチェックしてみてはいかがだろう。ここでは、新製品を中心に会場で注目されていたアイテムの数々を紹介しよう。
9月30日に発売されたばかりのUSB DAC内蔵アンプ。先に発売されたヘッドフォンアンプ、「JADE1」のUSB DAC機能、プリアンプ機能、スタイリッシュな外観イメージはそのままに、クラスDアンプを内蔵。さらにオペアンプにJRC「MUSE01」を採用し、これひとつで本格PCオーディオが実現できる優れものとなっている。
真空管とiPodドックという組み合わせとともに、そのスタイルがなかなかユニークな管球式プリメインアンプ。もちろんサウンドクォリティのかなりの実力を持ち合わせていて、英国のオーディオファンにはかなり名の通ったブランドだという。プロ用機器などをメインにそろえ、近年はZODIAC GOLDなど高級オーディオ機器を積極的に展開しているフックアップが、10月下旬より販売を開始する予定。
ポーカロ・ラインのブースで見つけた「kaben」。tangent製の小型スピーカー「EVO」と、CONISIS製のUSB DAC内蔵小型パワーアンプ「GIZMO 0215」がセットとなったデスクトップ向け製品。このうち「GIZMO 0215」は、142(幅)×45(高さ)×110(奥行き)ミリというコンパクトなサイズも魅力だが、スピーカー出力をオフにしてヘッドフォンアンプとしても活用できるようになっている点がうれしい。
Microshar製USB-DAC「μDAC 211」の上級モデルで、96kHz/24bit対応で、ライン出力とともに同軸デジタル出力も用意する。
オンキョーのブースでは、ミドルクラスに位置する近日発売予定のモンスター製HDMIケーブルが展示されていたほか、ピュアオーディオコンポーネントのサウンドをデモンストレーションしていた。
高級オーディオケーブルで有名なサエクコマースのブースでは、USB DAC「Music Streamer II」の上位モデル「HRT Music Streamer II+」を展示。実際のサウンドをデモンストレーションをしていた。
ナスペックのブースでは、上質感漂うコンパクトなコンポーネント・システム、「プロジェクトオーディオ」の新デザインの収納ボックスを持ち込んでいた。斜めに3製品を設置するタイプは、いままで以上に見かけがおしゃれ。
フルテックのブースに置かれていたのは、先に発売されているフォノイコライザー内蔵USB DAC「GT40」の上級モデル(参考出展)。フォノイコライザーを排し、代わりにデジタル入力を新たに用意して、セレクター兼DACとしても活用できるようになっている。
同じくフルテックのブースには、発売されたばかりのUSBヘッドフォンアンプ「CRUISE」も展示されていた。こちらは実際のサウンドも試聴できる。
ハイエンドショウトウキョウ 2011は、10月9日(日)まで開催。9日10時30分からは、岩井 喬氏による「リッピング & 再生ソフト聴き比べ」が行われる予定だ。
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