SRS Labsは、米ラスベガスで開催中の「2012 International CES」で、新しいオーディオ技術「StudioSound 3D」を発表した。テレビの薄型化で貧弱になった内蔵スピーカーを補う信号処理技術。テレビ内蔵のスピーカー、あるいは後付けのサウンドバー向けソリューションとして、メーカーにライセンス供与する方針だ。
テレビ放送やストリーミングなど、さまざまな録音コンテンツからクリアな音声と立体的な音場を作りだす技術。SRSが持つEQ、空間レンダリング、フィルターおよび音量均一技術を応用し、スピーカーのパフォーマンスを最大限に引き出しつつ、あらゆる周波数帯で原音に忠実な音声再生と奥行き感のある豊かな重低音再生を可能にするという。また、コンテンツごとの音量の違いを吸収して一定にする機能も持つ。
SRSのマーケティング担当シニアヴァイスプレジデント、Allen H.Gharapetian氏は、「SRSの最先端空間レンダリング技術を初めて採用した複合オーディオソリューション。左右の広がり感、奥行き感に加え、上下感(Z軸)を含む音声情報を再生し、テレビまたはサウンドバーのフロントスピーカーから今までにない立体的な音場を実現する」としている。
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