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パナソニック、103型の裸眼3Dディスプレイを披露IFA 2012

» 2012年08月30日 18時53分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは、ドイツ・ベルリンで開催中の「IFA 2012」で3D関連機器を展示する。これには「インタラクティブ多視点3Dシステム」および「103型の裸眼3Dディスプレイ」が含まれ、主にB to B分野に提案していく方針だ。

「インタラクティブ多視点3Dシステム」(左)と「103型の裸眼3Dディスプレイ」(右)

 インタラクティブ多視点3Dシステムは、対象物を立体視できるだけでなく、専用タッチパネルの操作で動かせるというもの。映像はフルHD(1980×1080ピクセル)で、視聴者の見たいアングル、大きさで正確な立体視聴が行える。拡大率に関わらず、正確な形状・奥行の立体映像を表示できるのが特長。視聴にはアクティブシャッター方式のメガネを使用する。美術館や博物館の所蔵品アーカイブや医療教育システムへの応用を検討していく。

 一方の「103型の裸眼3Dディスプレイ」は、4K2K解像度のプラズマパネルを用いた視差バリア方式の裸眼3Dシステム。独自開発のバリアにより、干渉縞や2重像を従来の約1/2に低減したという。3D映像の解像度はハイビジョン相当となる。パナソニックでは、メガネ方式の運用が困難な場所におけるデジタルサイネージシステムなどに応用する方針だ。

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