ダイソンは9月11日、キャニスター掃除機の新製品「DC46」およびコードレスハンディークリーナーの「Dyson Digital Slim MK2 DC45」を発表した。9月27日から全国の家電量販店を中心に販売を開始する。価格はDC46が8万7800円から、DC45は5万9800円から。なお、同社直販サイトでは同日より先行販売を開始している。
製品名 | DC46モーターヘッド | DC46タービンヘッド | DC45モーターヘッド | DC45モーターヘッド コンプリート(オンライン限定モデル) |
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概要 | キャニスター掃除機 | コードレスハンディー掃除機 | ||
価格 | 9万2800円 | 8万7800円 | 5万9800円 | 6万4800円 |
DC46は、初の「32ルートサイクロンテクノロジー」を搭載した最新モデルだ。発表のために来日したジェームズ・ダイソン氏によると、「32個もの小さなサイクロンを“積み重ねる”ように配列することで風量を高め、36万Gもの強力な遠心力を生み出した」という。これにより、0.5マイクロメートルという微細なホコリまで空気から分離することができるとしている。
「私がルートサイクロンテクノロジーの実験を始めたのは1979年のことだが、以来、その技術の改善を止めたことはない。DC46は3年以上の開発期間と1000台もの試作機を経て完成した」(同氏)。
本体部分は、「DC36」と同じ「Ballテクノロジー」を採用。本体後部のボール内にモーターや電源コードなど重量のあるものをすべて格納し、重心を低くすることでコントロールが容易になった。可動式連結部により小回りがきき、急な角度も安定して曲がることができる。本体サイズは221(幅)×448(奥行き)×292(高さ)ミリ。
フロアツール(ヘッド部分)は、新たに「タングルフリー タービンツール」を追加した。柔軟なTPU(熱可塑性ポリウレタン樹脂)のブラシを備えた楕円形のヘッドを2つ用い、これらが逆回転することで髪の毛などがブラシに絡むことなく吸引されるという。
一方のハンディクリーナーは、新開発のデジタルモーターとニッケルマンガンコバルトバッテリーが新しい。デジタルモーターは、従来より小型・軽量ながら、最大で毎分10万4000回転が可能。「今までより3倍速く回転する、最もパワフルなコードレスクリーナー」(同氏)となった。それを駆動するニッケルマンガンコバルトバッテリーは、22.2ボルトという高い電圧を安定して供給可能。さらに、連続使用時間は20分間と長くなった。本体背面のボタンで「強モード」にしたときは約8分間だ。
ヘッド専用モーターも従来製品となる「DC35」の2倍のパワー。静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシとナイロンブラシを備え、フローリングのホコリからカーペット内のゴミまでパワフルにかき出すという。
本体サイズは115(幅)×322(奥行き)×205(高さ)ミリで、重量は2.3キログラム。もちろんDC35と同様、取り外しが可能なパイプやコンビネーションノズルも備えた。
なお、ダイソンは新製品の技術展示や体験が可能なスペースとして、期間限定のスペシャルストア「Dyson」を東京・渋谷区神宮前の「表参道 Rギャラリー」(東京メトロ・副都心線『明治神宮前』から徒歩3分)でオープンする。毎日先着200名にsimplehuman製のダイソンロゴ入りゴミ箱をプレゼント。また現地で製品を購入すると、おもちゃのダイソン掃除機がもらえるという。開催期間は9月12日から17日まで。
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