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音とボディーの経年変化を楽しむイヤフォン、ファイナル「Heaven V Aging」あとケースも

» 2013年03月22日 18時42分 公開
[ITmedia]

 ファイナルオーディオデザインは3月22日、バランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載したイヤフォン「Heaven V」および「Heaven V Aging」を発表した。“Aging”(経年変化)は、筐体(きょうたい)にメッキをかけない無垢の金属を使用し、音のエージングとともに筐体のエージングも楽しめるというもの。今回新たに導入し、今後シリーズ化する予定だという。

「Heaven V Aging」

 ベースモデルになるHeaven Vは、先に登場した「Heaven VI」と同じテイストのスリムなデザイン。真ちゅう製のハウジングはブラッククロムメッキを施した。

「Heaven V」は、真ちゅう製のハウジングにブラッククロムメッキを施した

 独自のBAM(Balancing Air Movement)機構とともに、BAMに合わせて開口部を設けたオリジナルのバランスド・アーマチュア型ドライバーを搭載。「従来のBA型とは一線を画すワイドで奥行きのある音場」(同社)が特長で、ライブのふんいきをイキイキと再生するという。インピーダンスは16オーム、感度は112dB。2種類のイヤーパッドとスチール製キャリーケースが付属する。

 一方のHeaven V Agingも基本設計は同じだが、真ちゅう製のハウジングにはメッキをかけず、バレル研磨と呼ばれる研磨処理を施している。「使い込めば使い込むほど色に深みが増し、独特の味わいを楽しめる」(同社)。また、キャリーケースも革製とし、こちらも経年変化が楽しめる趣向だ。

「Heaven V Aging」の経年変化。左の新品と右の3カ月使用したものでは色がかなり違ってくる

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