カナルワークスは5月7日、カスタムイヤーモニターの新製品として、2Way2ドライバーの「CW-L12」、および3Way6ドライバーの「CW-L51」をマイナーチェンジした「CW-L51a」を発表した。
CW-L12は、「CW-L10」の流れをくむ2Wayモデルながら、ネットワーク回路をドライバー一体型としてコンパクトにまとめた。バランスド・アーマチュア型ドライバーは、高域用1基と低域用が1基。「キレのある低音とハリのある高音でロックやポップスを楽しく聴かせる」(同社)。
インピーダンスは75オーム、感度は109dB。ケーブル長は127センチで、クリアとブラックから選択可能だ。なお、本体色はクリアのみとなるが、フェイスプレート(装着時に露出する部分)はユーザーが好みで選択できる。付属品は、ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロス。価格は6万4800円(耳型採取費用は別途必要)。
一方のCW-L51aは、CW-L51のワイドレンジかつパワフルなサウンドを継承しつつ、マルチウェイのつながりをよりスムーズにしたモデル。今回のマイナーチェンジでは、電気仕様の変更を行ったほか、ネットワーク回路も見直し、大型のオーディオ用フィルムコンデンサーを追加したという。Hi(高域)、Mid(中域)、Lo(低域)それぞれにデュアルタイプのバランスド・アーマチュアドライバーを搭載(計6基)、Loにはオープンベントタイプの“超高感度ドライバー”を採用し、「ハイスピードな低音を余裕を持って鳴らす」(同社)。
オプションとして、CW-L51から継続して「パーソナル・サウンド・チューニング・システム」(PSTS)を提供する。PSTSは、調整用の抵抗部品をイヤフォンの外側から交換できる状態でユーザーに渡し、抵抗を付け替えて調整できるというもの。好みのセッティングが決まったら、改めて美しく封止する「コーティングサービス」も用意している。
インピーダンスは20オーム、感度は108dB。付属品は、ハードケース、ソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスで、価格は10万9800円(耳型採取費用は別途必要)。
合わせて本体のコネクターとケーブルを2013年6月制作分から全モデル共通の新仕様にすることも明らかにした。コネクターはより小型になり、もちろんリケーブル(ケーブル交換)に対応。耳掛け部分にはより高いフィット感が得られるメモリーワイヤーを内蔵する。ケーブル長は、127センチと162センチで、製品に付属するのは基本的に127センチとなる。カラーはブラックとクリアから選択可能だ。
同社では、新製品および新ケーブルを5月11日に東京・スタジアムプレイス青山で開催される「春のヘッドフォン祭2013」および5月25日と26日に大阪・難波御堂筋ホールで開催される「ポータブルオーディオフェスティバル2013 in 大阪」で展示する予定だ。
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